マツダ ベリーサ
ベースとなったデミオに比べ、Aピラーを3度起こし、合わせてサイドウィンドーも起こされたというデザインのおかげで、頭上空間を中心にかなり室内空間の余裕が感じられる。なにしろ、座ったときに受ける開放感が違うのだ。
しかし、ドライビングポジションに関しては、ウエストラインが高くなっているために小柄な女性ではシートリフターが必要不可欠。ちなみに身長161.5cmの私では、高さ的には十分調整幅の範囲に収まったが、前に斜めに上がる格好のリフターのために、欲を言えばステアリングの調整機構にはチルトだけでなくテレスコピックが欲しいところだ。ちなみにこのフロントシートはこのクラスにしては大きめだと思ったら、なんと2クラス上となるアテンザのシートバックフレームを採用しているとのこと。どうりで背もたれの高さが高くゆったりとしているわけだ。ちなみに、リアシートはシングルホールドダウンのみのアレンジに留めることで、快適なクッション性能が確保されている。
さて、ユーティリティ面だが、ホームオーディオ風のミュージックHDDや女性待望のメイクアップミラーなど、新しくなかなか楽しい機能が備わっている。約3000曲を収録できる「ミュージックHDD」はメーカーオプションだが、エンジンを止めクルマを離れている間もCD1枚分の録音ができる便利機能も搭載されているという優れモノだ。ちなみに、8月1日までにミュージックHDDのオプション付きでベリーサを購入すると、ファッションライフスタイル誌がセレクトした100曲プリインストールのオマケが付いてくる。そしてもうひとつの新しモノ装備は、アッパーグローブボックスに装備された、大型の可倒式メイクアップミラー&照明。サンバイザーに装備された鏡とは違い、上を向かなくてすむので、車外からの視線を気にせずにお化粧直しできる優れモノだ。位置的にも調整が効いて使いやすいし、トレイ上にモノが置けるのも嬉しいところである。欲を言えば、ゴミ箱にできるような仕切りがあると、もっと便利に使えそうだと思う。他の新装備としては、マツダ初のカードタイプのキーレスシステムの採用が挙げられる。2枚のアドバンストキーが標準装備され、いわゆる普通の鍵はついてこないのだそうだ。
ユーティリティ面では、個人的にはもう少し小物入れ系の充実が欲しいところだが、アイテム数の多さを追求するよりも、本当に必要とされる装備をより使いやすいものにすることに徹したとのこと。高い質感と合わせて、この辺りも、デミオとの差別化が伺える。
なので、ラゲッジスペースのアレンジも、ダブルフォールディングのデミオとは違い、後席の背もたれが倒れるだけのシンプルなものにとどまっている。しかし、背もたれを倒すストラップを真ん中につけることで、6:4全部倒したいときの操作を簡便にしたり、トノカバーとして、シークレットボックスの蓋として、上下2段階にセットできるフレキシブルボードを採用することで、使い勝手は追及されているのだ。
キーワードの共通化が図られたインテリア。インパネからドア部へ連続感をブラックとオリーブのカラー配置やトリム造形などで表現したラウンドシェイプを採用し、ゆったりとした広がりのある空間を演出
頭上空間を中心にかなり室内空間の余裕が感じられる。このクラスにしては大きめだと思ったら、なんと2クラス上となるアテンザのシートバックフレームを採用しているとのこと
リアシートはシングルホールドダウンのみのアレンジに留めることで、快適なクッション性能が確保されている

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