BMW 5シリーズ Touring
低速から高速走行までストレスのないドライブが楽しめるワゴン
レポート=島崎七生人 写真=ZIPNIX(2004年8月24日)
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昨年、E60型と呼ぶ新型に切り替わったばかりのBMW5シリーズ。前年比+15.5%の1万8880台だったという、今年1〜6月のBMWの新車登録台数にも、新型ということで、少なからず貢献しているはずだ。
その5シリーズに追加設定されたのが、このツーリングだ。BMWにとって“ツーリング”の名は、スポーツセダンの元祖ともいえた“マルニ(2002)”時代のハッチバックが最初。そしてE36時代の3シリーズで復活後、E34型(3代目)以降の5シリーズにも設定されてきたが、ツーリングの呼び名は、ただのワゴンではなくBMWらしい走りの要素も重視したことの表明でもある。
5シリーズのワゴンとして3世代目となる今回のモデルも、ごく手堅くまとめられた印象。まず設定されたのは525iで、セダンに対し全長 (4855mm)や全幅(1845mm)、ホイールベース(2890mm)、前後トレッド(1560/1580mm)は共通。車重はカタログ数値で1730kgだから、セダン+150kgとなっている。もちろん車速、走行状態によりギヤ比とパワステの重さを可変させる「アクティブステアリング」やコーナリング中のボディのロールを制御する「ダイナミックドライブ」始め、セダン同様の先進メカも多数搭載。エンジンは256Sと呼ぶ直列6気筒DOHCの2500ccだ。
前後とも身体をしっかりと支えてくれるシートもセダン同様。そしてラゲッジスペースは、このクラスらしく実用的な容量を確保した上で、ガラスハッチが単独で開閉可能であったり、バックドアを開けるとトノカバーが連動してスパッ!とせり上がる仕掛けなども装備。このツーリングをスマートに使いこなせるように配慮されている。
運転席まわりでは、8.8型の超ワイドなモニターが目をひく。ここにナビ画面や、助手席からの操作も容易なセンターコンソールのコントローラーと連動する「iDrive」のメニューが表示される。ルームミラーのETCユニットを内蔵(標準装備)させるあたりは、さすがBMWらしいアイデアだ。
ランフラットの17インチタイヤを履くにもかかわらず、乗り味はいたって重厚かつスムースなのに感心した。エンジンは141kW(192ps)/245Nm(25.0kg-m)の性能だが、変速制御が実に賢い印象の6速ATとの組み合わせで、低速から高速走行まで、まったくストレスのないドライブが楽しめた。ファミリーカーとして、こんなクルマを長く愛用できたらさぞシアワセなのでは...と思わせてくれる1台である。
目をひく8.8型の超ワイドなモニターにはナビ画面や、助手席からの操作も容易なセンターコンソールのコントローラーと連動する「iDrive」のメニューが表示される。ルームミラーにはETCユニットを内蔵(標準装備)されている
25 6S:排気量2500cc・最高出力141kW/6000rpm(192ps/6000rpm)直列0気筒DOHCエンジン
実用的な容量を確保し、バックドアを開けるとトノカバーが連動してせり上がる仕掛け。ガラスハッチは単独開閉可能など、ツーリングをスマートに使いこなせるように配慮された装備も充実

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