BMW 6シリーズ カブリオレ
試乗車のボディ色は“ストラタス・グレー”と呼ばれるチャコールグレーの一種だったが、実にシックに決まっており、スタイルを引き立てていた。存在感自体も決して派手すぎないのがよく、これはAピラーがアルミやステンレスだったりせず、またルーフもメタルではなくソフトトップを採用しているからだろう。最新のオープンカーながら、伝統的でオーソドックスなムードを盛り込むことで、“落ち着いた空気”が演出されている点に、とても好感がもてた。ソフトトップは上げた状態でファーストバック風の独特のシルエットを作るが、リヤウインド(電動開閉式のガラス製)は、奥まった位置にほぼ垂直に立てられ、これはオープン時に“風よけ”の役割も果たす。他の新型車同様、ノーズのキドニーグリルがバンパー側に備わり、エンジンフードと“分断”されてしまうのが、レポーターの個人的なデザイン上の数少ない不満点だ。
インテリアも最新のBMWのトレンドを受けてはいるが、デザイン、操作系とも、他のBMWの最新型ほど飛びすぎていないのがいい。なので初めてドライブさせる際も、いっさい戸惑うことがなかった。例の「IDrive」のコントローラーも備わるが、メインの操作系が4方向に整理され取り扱いはスムースに行なえた。
最新のBMWのトレンドを受けたデザインと操作系に「IDrive」のコントローラーも備わり、メインの操作系が4方向に整理され取り扱いはスムース。
ユッタリとスペースに余裕のあるフロントシートはホールド性も上々。シート座面位置も電動シートリフターを備えているので、理想のシートポジションを設定できる。
一応は立派なシートが備わるが、スペースは“+2”レベルの後席。このクルマはやはり前席主体の使い方がスマート。
ソフトトップの収納スペースが張り出してはいるものの、フロアーも幅も広く十分なラゲッジスペースを確保している。
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