BMW 6シリーズ カブリオレ
後席は一応は立派なシートが備わるが、スペースは“+2”レベル。とはいえ、このクルマはやはり前席主体の使い方がスマートで似合うのだろう。スマートといえば、トランクリッドはエンブレムがアウターハンドルと“兼用”になっているが、これは新型VWゴルフでも見られるアイデア。ドイツではこれが流行りなのだろうか? トランク内側のトリムは、リサイクル等何か根拠がありそうだが、使われている素材がややチープに思えた。
そして走らせたら、このクルマの魅力がいよいよ際立った。ランフラットタイヤながら低速から乗り心地が異様なほどいいのがまず驚きで、それは下手なサルーンを凌ぐほどに思えた。また操舵力とギヤ比を可変させるステアリングもごく自然なタッチながら、パーキングなどではボディサイズを感じさせない取り回し性のよさにも貢献していた。
また、4400ccのV8ユニットの美味しさといったら! 100km/hは6速なら1800rpm足らずで軽くハミングしている程度だが、そこから踏み込むと「フォーン!」とエンジン音を高め、クルマが前方の景色に吸い込まれるような加速を楽しませてくれた。スッと小気味いいコーナリングワークもBMWならではだし、とにかく「返却したくない」と思わせる試乗車だった。
ソフトトップの収納スペースが張り出してはいるものの、フロアーも幅も広く十分なラゲッジスペースを確保している。
フロントには8J×18インチアロイホイールに245/45R18タイヤを、リヤには9J×18インチアロイホイールに275/40R18タイヤを装着(ホイールデザイン:ダブルスポーク・スタイリング120)
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