日産 ムラーノ
北米で大人気のムラーノに日本仕様では4気筒2500ccエンジンを搭載モデルもラインナップ!
レポート=島崎七生人 写真=ZIPNIX(2004年9月28日)
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北米では2002年12月に発売、以来約8万台の販売を達成しているというムラーノの日本仕様が遂に登場した。
基本的には、先にレポートをお届けした北米仕様車と大きな違いはない。サスペンションの仕様なども基本は同じだ。余談だが、北米登場後、日本国内でしばしばムラーノのテスト車の“公道試験中”とおぼしき光景に何度か出くわしたが、今から思えば、それは日本仕様化への準備(テスト車は当然ながら左ハンドル車だった)が着々とすすめられていた最中だったのだろう。
先のレポートのクルマと比較しいていただければ明らかなとおり、右ハンドル化されたこと、灯火類が日本のレギュレーションに合致させてあることなど、北米仕様との差異の少なさは注目に値するほど。ベネチアングラスにもその名がある“MURANO”の車名ももちろん共通だ。
ただし日本仕様では、4気筒の2500ccエンジン(QR25DE型=163ps/25.0kg-m)搭載車の設定が独自。このモデルは4速ATが組み合わせられ、駆動方式は2WDとなる。
その2500ccモデルだが、実際の走りは、ゆとりの大きいV型6気筒の3000ccと乗り較べても動力性能的には遜色はなく、むしろ軽快な走りっぷりがムラーノのスポーティなイメージ合っているとさえ思えた。3000ccモデル同様18インチサイズのタイヤを装着するため、低速ではややゴツつく感じがあり、リヤシートに座っていると多少、フロアが振動で共鳴しているような印象ももった。けれど全体としては乗り味はマイルドだし、反面、ワインディングではスパッとステアリングを切り込むこともでき、その際の身のこなしは3000cc以上に軽快なのが印象に残る。またエンジン性能も十分で、街中の加減速から高速領域まで、ソツなくこなすし、ATのシフトを積極的に使えば、さらにメリハリの効いた走りも堪能できる。4気筒ながら、V6の北米仕様で感じられたアクセルペダルに伝わる微震動もこちらのほうはほとんどなく、なのでスムースで心地いい走りが実現されている...と思えた。
トリコットと呼ばれるファブリック地のシートが標準となる2500ccの内装は、3000ccのレザーに対し、反対にプレーンで潔い印象。サイドブラインドモニター、サイドアンダーミラーなど“ムラーノ・ユニーク”な機能や、インテリジェントキーを始め、機能面でも3000ccとの差は少なめ。285.6万円の価格設定は十分に納得のいくレベルに思えた。
面に表情があるエクステリアデザインは引き締まってスポーティな印象。全幅が1880mmとたっぷりしたボディサイズは“豊か”さを持て余さない車両感覚となっている。
QR25DE(NEO):排気量2500cc・最高出力120kW/5200rpm(163ps/5200rpm)直列4気筒DOHCエンジン
VQ35DE(NEO):排気量3500cc・最高出力170kW/5600rpm(231ps/5600rpm)V型6気筒DOHCエンジン

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