ポルシェ 911カレラ
サルーンのような運転しやすさへと進化した新型911
レポート=島崎七生人 写真=ZIPNIX(2004年11月18日)
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1963年の登場以来じつに40年を超える歴史をもつ911は、名門スポーツカーメーカーであるポルシェを代表するモデルレンジだ。911といえば、「ナロー最終型の“73カレラ”だ」「はやり930ターボでしょう」などと、こだわり派のマニアは多い。
そんな911だが、長い歴史のなかで大きな変革期を迎えたのが“996”と呼ばれる従来型だった。何しろポルシェ911が信念のように搭載し続けてきた空冷エンジンを、水平対向の6気筒であることはそのままに水冷化したからだった。
そのタイプ996も1997年秋の登場から、はや7年が経ち、日本市場でも新型の“997”へとスイッチすることになった。997へと進化した新型911だが、まず目に止まるのが外観が変化した点だ。ヘッドランプが“涙目”などといわれた996のそれからシンプルな丸型になったほか、ボディパネルもルーフなどごく一部以外はまったく新しい。
搭載エンジンも、3600ccと3800ccの2つの排気量が設定されることになった。前者はカレラに搭載されるもので、239kW(325ps)/370Nmの性能、後者はカレラSに搭載され、261kW(355ps)/400Nmを発揮する。サスペンションはフロントがストラット、リヤがマルチリンクで形式上は従来どおりだが、ダンパーを電子制御する仕組みの“PASM”と呼ばれる機構が設定(カレラSに標準、。カレラにオプション)された。
フロントマスクのデザインが変わったのがわかるほか、ボンネットやバンパーとボディパネル部の見切り線の入り方が996よりも丁寧な印象。全長(-5mm)と全高(+5mm)の変化は僅かだが、全幅は1770mmから1810mmへと拡大した。
前後フェンダーも微妙にラインが変化しており、全体に996よりもプレーンだがこなれたデザインへと洗練された。
張り出したリヤフェンダーに独特のカーブが魅力的な一目で判るポルシェのリヤビュー。
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