日産 ティーダ ラティオ
質感の高さで人気のティーダに待望のセダンタイプ登場!
レポート=島崎七生人 写真=ZIPNIX(2004年12月10日)
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今年後半になり矢継ぎ早に新車攻勢を仕掛けてきた日産だが、10月29日から全国一斉発売となった今度のクルマが、ティーダ・ラティオである。ティーダとはおよそ1カ月の時間差を設けての登場となった。
車名でもわかるように、すでに登場したラティオの3BOX版というのがその実態。スペックを当たると、全幅、全高、ホイールベースはティーダと共通で、全長が190mm長いのがラティオのほうということになる。以前の日産車のラインアップでは、このクラスを3BOXのサニーと2BOXのパルサーとで受け持っていたが、同じ役割分担がこの2車に与えられていることになる。
早い話、ティーダにトランクを付けたのがラティオだから、フロント回りの印象はグリルの内部パターンの違い程度で大きく印象は変わらない。一方でリヤにかけては、リヤサイドドアのウインドがオーソドックスな切り方になり、その後方にCピラー、トランクと続く。実車を目の当たりにした印象では、2BOXのティーダの思いきりに対し、ややコンサバティブな雰囲気に感じた。無論それは、普通さを求めるセダンユーザーを想定してのことだったろうが、一瞬、カローラや旧型プリウスに見えるほど、ここまで主張を抑えたことは正解だったかどうかは微妙。デザイン的にも、せっかくトランクリッドを持ち上げて先進的な造りを採用しながらも、Cピラーの根元付近の“太さ”が相当で、全体のバランスとの整合性が取れていない気もする。いっそ2BOXのリヤドアガラスをそのまま使って、かつてのアルファ・ジュリエッタか155(75とは言わないが...)のような、思いきった個性をリヤに与えてもよかったのではないだろうか。とはいっても、初代バイオレットのように途中のマイナーチェンジでリヤの造形全体を手直しする、といったことは今は現実的ではないだろうが...。
インテリアはほぼラティオのイメージでスペースも互角。また身体の不自由な方やお年寄りがいるご家庭なら、助手席がとても静かにやさしくスライドアップしてくれる“アンシャンテ”も用意される。
走りは基本的にラティオに共通したイメージだった。1500ccにCVTが組み合わせられたパワートレーンは実用上まったく不満のない背犬御を発揮してくれる。その一方でラティオ同様、乗り味は速度と路面によりボディの小刻みな上下動を感じることがあり、セダンのラティオなら、なおさら、(とくにタウンスピード領域で)フラットでなめらかな乗り味なら、なおいいのではないか、と思った。
質感にこだわったインテリアはほぼラティオのイメージ。使いやすさとデザイン性が見事に調和している。
広い後席は日産の高級セダンにも負けないスペースは、ゆったりとリラックスした気分になりとても快適。
HR15DE:排気量1500cc・最高出力80kW/6000rpm(109ps/6000rpm)直列4気筒DOHCエンジン

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