スバル インプレッサS203
WRX STiベースで320馬力にチューンされたスペシャル版は555台の限定!
レポート=島崎七生人 写真=ZIPNIX(2005年1月20日)
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STiといえばWRCでもおなじみだが、メーカー直系の開発部隊として、魅力的なモデルを作り出すことでも定評がある。
そんなSTIの最新作が、このインプレッサS203だ。WRX STiがベースの3モデル目のスペシャル版で、今回は555台の限定とのこと。STiらしく、いつもどおり“本気”の内容だが、S203では、ただスパルタンなだけでなく、ロードカーとしての基本性能をしっかりと踏まえ、“ジェントルさ(=大人らしさ)”もおおいに意識したようだ。
とはいえ、STiが手がけるだけあり、スペックはこだわり抜いている。とくにエンジン(2000ccDOHCツインスクロールターボ)は実に320ps/43.0kg-mを叩き出す高性能ぶり。このために、ターボは大型となりタービン自体のフィンの枚数を11枚から9枚にして慣性質量を減らし(応答性がよくなる)、軸受け部分もフローティング式からボールベアリング式に。ECUも専用だ。さらエアインテークダクトとエアダクトホースに高負荷時の変形を抑える強化シリコンゴムを採用、マフラーには4kg弱の軽量化を果たした低背圧チタン製を採用。シャシー関係も“接地性”をポイントに、専用減衰力4段可変倒立式ストラットと強化ローダウンスプリングを始め、リヤのトレーリングリンクとアルミ製ラテラルリンクはピロボールブッシュ付き。ブレーキは熱変形を抑える専用アウターベンチレーテッドディスクブレーキローターを採用、タイヤも新たにデザインのが起こされたピレリP ZEROコルサ(235/40ZR18 91Y)を装着する。
内・外観は控えめ(?)ながら、ドライカーボンのリップスポイラーや、インテリアでは1脚約55万円(!)という、リクライニング機構付きとなる、レカロとの共同開発により出来上がった、軽量の専用バケットシートが奢られる。
走りは実にヴィヴィッドだった。といっても決してハードではなく、洗練された印象のもので、低速での乗り味も前席に座っている限り、ヨーロッパの良くできたスポーツサルーン並。だがひとたびドライバーがソノ気になれば、トルクは下から十分すぎるほどの厚みだし、エンジン回転を上げていくと、ウルトラスムースにパワー感が盛り上がりをみせてくれる。
ハンドリングも素直なのにシャープで、フットワークの冴えもさすが。走らせる楽しみを存分に味わいたい...そんなピュアな走りのマニアの要望にとことん応えてくれるクルマに仕上げあっれている。
1脚約55万円のシートだけでなく、ドライカーボン製フロントアンダースカート(スカートリップ付)・シルバーメッシュフロントグリル・リヤウイングスポイラー(角度2段可変式)など、魅力的な特別装備も満載されて460.95万円(消費税含む)は十分に価値ある価格と言える。
EJ20[BOXER]:排気量2000cc・最高出力235kW/0000rpm(320ps/0000rpm) 水平対向型4気筒DOHC16バルブAVCS(可変バルブタイミング)ツインスクロールターボ付エンジン
専用BBS製鍛造アルミホイール18×8.5JJ(ダイヤモンドブラッククリア塗装)に専用ピレリ製P ZERO CORSA system 235/40ZR18タイヤを装着

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