キャデラック STS
走りは非常にコンフォートだった。まず感じられたのはボディのしっかり感。乗り味もよく、サスペンションもきっちりと仕事をしているのも、このボディ剛性がとれていることが大きいそうだ。
乗り味は十分にしっとりとしている。CTSではクラスの違いもあり、乗った瞬間にいかにもBMWあたりを意識したことのわかるCTSの骨っぽさとは対照的で、STSはいかにも当たりのまろやかな乗り味を実感する。ボディサイズ、車重の差も大きいが、快適性のレベルは、キャデラックのブランドに見合うものだ。
もちろんFRを採用することで、クルマの挙動も実に自然に感じた。スポーティイメージもある外観どおり、見かけ倒しではない実力も備えているということだ。ここで注目したいのが「マグネティックライドコントロール」と呼ぶ減衰力可変ダンパーを備えるサスペンション(AWD車に標準装着)で、切り替えには、インパネのモニターで階層を追っていく必要がある(ただし走行中も可能)ものの、好みに応じてそれでスポーツモードを選択すれば、ロールも抑制され、路面の目地なども明らかに拾うほどの足に切り替わる。ただし標準状態の乗り味、サスペンション設定でも何ら不満は感じない。
エンジンは3600ccのV6でもまったく不満のない性能。無論、4600ccのV8のほうが、加速時のゆとりなどで1枚上手だ。
やや横幅はタイトながら、奥行きはタップリとられたラゲッジスペースには、小物の積載時にも便利なラゲッジネットも用意される。
4M:排気量4600cc・最高出力238kW/6400rpm(324ps/6400rpm)V型8気筒DOHCと、3H:排気量3600cc・最高出力189kW/6500rpm(257ps/6500rpm)V型6気筒DOHCエンジンをラインナップ。
4600ccエンジン搭載車には、18インチブライト フィニッシュ アルミ ホイールに前輪:P235/50ZR18 97W・後輪:P255/45ZR18 99Wタイヤが標準装備される。3600ccエンジン搭載車には17インチアルミホイールに前輪:P235/50R17 95V・後輪:P255/45R17 98Vタイヤを装着。
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