フォルクスワーゲン ゴルフV GTX
ゴルフVにハイパフォーマンスと上質感を手に入れたGTXが登場!
レポート=島崎七生人 写真=ZIPNIX(2005年3月30日)
※コンテンツ内の写真画像をそれぞれクリックすると、拡大写真がご覧いただけます
ゴルフの高性能版というと、マニアな人なら「初代以来のGTI」を連想するだろう。
対してここ最近のゴルフでいえば、GTXは忘れられない存在。先代のゴルフIVで登場したこのGTXは、いわばGTIのAT版だった。シリーズきってのハイパワーエンジンを搭載し、けれどスパルタンさより上質感を重視した、いわば現代の典型的なハイパフォーマンスモデルということができる。
そのGTXが、近く導入されるというGTIよりひと足早く、日本市場にお目見えした。
スペック上のハイライトは、何といってもパワートレーンにある。200ps(147kW)/28.6kg-m(280Nm)の高性能を発揮する2000ccターボチャージャー付き4気筒DOHC(2.0T-FSI)を搭載、これに“DSG”とネーミングされた、6速マニュアルギヤボックスに2組のトランスミッションを組み合わせた、独自のメカニズムが組み合わせられている。さらに足まわりも専用のセッティングとなり、225/45R17インチタイヤ+7J×17インチアルミホイールを装着。ハイパワーを受け止める。
一方でインテリアは、直球のプレミアム指向だ。シートは形状こそスポーツタイプだが上質なレザー張りとなり、インパネなセンターコンソールを始め、ステアリングリム、シフトノブはウォールナットウッドとなる。ゴルフが属する輸入車クラスでは近年、300万円台の上級セグメントが注目され、ここにミートさせたというのがこのGTXであるという。そんなメーカーの説明は理解できるが、若々しさの点で、ウッドではない別な高級感(=素材感)の演出方法でもよかったのでは、とも思う。
とはいえ、走りは文句なしに魅力的だ。ひとえにDSGの魅力が大きく、Dレンジのままでも繋ぎ目なくシフトアップを行なってくれるし、マニュアルシフト(レバーで行なう)なら、目からウロコが何枚も落ちるほどの“俊足シフトチェンジ”に感動する。類似したMTベースの2ペダル車は他社にもあるが、あらゆるライバル車を足下にも寄せ付けないマナーのよさは魅力。またエンジンも高回転までレスポンスがいいだけでなく、1800〜5000rpmまで最大トルクをキープしてくれるから、柔軟性も高く、運転がしやすい。
乗り味も街中を流すような場面でもまったく不満はなく、ファミリーカーとしても十分に通用する。その上で、高速走行の直進安定性、ワインディングのしなやかな身のこなしも文句のつけようがない。内装のウッドの話はさておき、上質で走りのいい手頃なクルマとしてゴルフVの魅力を俄然引き上げる、意義のあるイメージリーダーカーだ。
※ フォルクスワーゲン ゴルフV GTXの カタログ
※ フォルクスワーゲン ゴルフV GTXの クチコミ
それと見てGTXとわかる外観上の変更は無く、リヤのエンブレムとガスディスチャージヘッドランプや17インチアルミホイールなどがさりげなく「ゴルフV GTX」であることを主張
上質なレザーシートや随所に施されたウォールナットウッドがゴルフVの最上級モデルであることを物語る。運転席にはパワーシートを備え、マルチファンクション機能を搭載したステアリングホイールも装備
搭載する2000ccターボチャージャー付き4気筒DOHC(2.0T-FSI)は、200ps(147kW)/28.6kg-m(280Nm)を発揮し、DSG(6速マニュアルギヤボックス+2組のトランスミッション)を組み合わせる

フォルクスワーゲン ゴルフV GTXの カタログ
フォルクスワーゲン ゴルフV GTXの クチコミ
|