メルセデスベンツ Aクラス
息を呑む質感とため息のパフォーマンス、そして大幅に改善された乗り心地
レポート=中村孝仁 写真=ZIPNIX(2005年4月11日)
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見出しだけ見ると、ちょっと大袈裟でしょ。でも、これは筆者が個人的に旧型Aクラスのオーナーだったから。それも初期型。これを読んでる初期型Aクラスのオーナーは、きっと賛同してもらえるはずです。それはともかくとして、メルセデスAクラスは、メルセデスが初めて作ったFWDのコンパクトハッチバック。他と違うことをやりたかったのか、フロアは2重構造のサンドイッチフロア。斜めに大きくスラントしたエンジンは、前面衝突の際床下に抜け落ちる構造を採るなど、かなり風変わりなスペックを持って登場した。ところが、デビュー直前、と言うか直後に、スウェーデンのエルクテストと呼ばれるダブルレーンチェンジで転倒の危険性があることが発覚。そんなわけで急遽、足回りを固め、ESPを標準装備するなどの対策を施して日本にやってきた。
新型はどうなったかというと、まずは全体的にボディを大型化した。具体的には全長でどどーんと235mm。全幅は45mm。そして全高はちょっぴりの20mm拡大。元々車高が高くてゴンドラ駐車場に入らないのがタマにキズだったのが、これで完全にアウト。諦めがつきます。そしてホイールベースも一気に145mm拡大した。これが意味するところは、言うまでもなく大幅な室内空間の拡大。サイズのわりに旧型も広かったけど、これで文句なく広い!と言い切れる空間を作り上げることが出来たと言えよう。
エンジンは従来の160が170に、そして190が200に格上され、数字がそのまま排気量を示す。つまり、1700ccと2000cc。ただ、旧型に対し車重は200kgほど重くなっているから、それほど性能向上は期待できない。それでも、新しいAクラスは一皮も二皮も剥けた、真のラグジャリーコンパクトハッチバックに成長したことだけは間違いないだろう。
スタイリングはキープコンセプトながら洗練度は増し、シャープさと豪華さという新しいイメージが追加されている。
すでにおなじみとなったモノフォルムデザインのサイドシルエット。ホイールベースは先代に比べ145mm拡大して2570mmとなった。
ボディサイドに回り込んだリアコンビネーションランプがより一層のワイド感を演出してダイナミックな印象のリアビュー。

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