MINI クーパーS(6速AT)
“COOPER S”にステップトロニック機能を持った、トルコン式6速ATが追加!
レポート=島崎七生人 写真=ZIPNIX(2005年4月10日)
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ミニ・クーパーSと聞いて「1275S Mk-IIは速かったねえ」などと口走るのは、かつてのクラシック・ミニを愛したマニアたちだ(レポーターも、年齢的にも実はそちらの部類?)。21世紀の現代におけるミニは、もうすっかり新型ミニのイメージに塗り替えられ、そのシリーズきっての高性能版として“クーパーS”が用意されるのはご承知のとおり。
さて、そんなミニ・クーパーS(コンバーチブルにもクーパーSは設定される)に、待望のバリエーションが追加された。今回の試乗車である「6速ATモデル」がそれだ。ミニのプライスリスト上で6速ATはオプション扱いで15万7500円(消費税込み)の設定で、車両本体価格はクーパーS=295万500円、同・コンバーチブルが339万1500円。
さてこの6速AT、従来のほかのミニに設定のあったCVTではなく、いわゆるトルコン式のコンベンショナルなATということになる。もちろん“ステップトロニック”と呼ぶ任意シフトモード付きで、それはシフトまたはステアリングのパドルスイッチにより行なう方式だ。
170ps/220Nmのミニではもっともホットなスーパーチャージャー付き1600ccエンジンは基本的にそのままで、MT車に対し車両重量は+30kg。ところが走りは、非常にファンというか、刺激的なままだった。6750rpmの許容範囲手間まで迷わず吹け上がるエンジン(機械的スムースさが向上した)はDレンジのままでも、いかような走りにも適応してくれるし、ATのギヤが6段に切ってあるため、任意シフトで走れば、思い通りのパフォーマンスが引き出せる。パドルシフトは、オプション設定の3本スポークのステアリングホイールに付くそれが、形状、操作ロジック(押すとシフトダウン、引くとシフトアップする)がシフトレバーより頭で理解しやすく(BMW方式の“前−/後+”は個人的に馴染みにくく思う)、好ましく思えた。もちろんシフトチェンジは実にシャープで瞬時に実行されるので、スポーティな走りをいささかもスポイルしない。
ハンドリングも、ステアリングを切ればスッと気持ちよく反応してくれ、そのまま切り増していけばクルマが確実に向きを変えてくれるという風。乗り味も、スタート直後こそ硬さを感じるも、走り出せばスムースで、初期のクーパーSよりずっと洗練された印象をもった。コンバーチブルはセンス重視で、ボディ剛性の面で“それなり”であることは承知しておくべきだが、これまで「クーパーSはハード過ぎて、」と感じていた人には、1度、試乗をおすすめしておきたい。
エクステリアに変更は無く、見た目は今までと同様のMINI COOPERSだ。コンバーチブルも同様で外装に変更はない。
6速ATはオプション扱いで15万7500円(消費税込み)の設定。CVT(無段変速機)ではなくトルコン式を採用している点が特徴で、エキサイティングな走りが楽しめる。
エンジンにも変更は無いが、搭載した6速ATがAGS(適応型トランスミッション・コントロール)機能を持つため、ドライバーの運転や速度に応じた最適なエンジン・マネージメントにより低燃費を実現する。

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