フォルクスワーゲン ゴルフGTI
GTIに6速MTとDSGを用意!エンジン性能をフルに使いきったファンな走りが実現できる
レポート=島崎七生人 写真=ZIPNIX(2005年5月17日)
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レポーターは並行輸入された個体に日本で乗った経験がある程度だが、アクセルを踏むとヴィヴィッドに反応する高回転型のエンジンに舌を巻いた。GTIはゴルフII時代から日本にも晴れて正規輸入が開始されたが、この2世代目も、気持ちよく伸びるエンジン、しなやかな足回りと意のままの操縦性に感銘を受けたものだった。
さてそのゴルフGTIの最新型が日本市場にもやってきた。もちろん現行型“ゴルフV”をベースに高性能化を実施。搭載エンジンには147kW(200ps)/280Nm(28.6kg-m)を絞り出す2000ccのFSI(直噴)インタークーラー付きターボが選ばれた。さらに今回は、6速MTのほかに、VWグループが得意とするツインクラッチ方式の2ペダル(DSG)も設定。パドルシフトこそまだ用意がないが、カタログモデルに設定された。もちろんサスペンション、ブレーキなども専用で、タイヤは225/45R17サイズを装着する。
何はともあれ走らせてみると、これがよかった。まず6速MTでエンジンの素性を探ってみると、低速からトルクが十分なため実に心強いし、ターボながらまるでNAエンジンのようななめらかな回転フィール、パワー感により、回しただけ楽しめる、そんな印象が楽しい。個人的には、前述したゴルフII時代の最初のGTI(SOHCモデル)の爽快感を思い出した次第。
一方でDSGは、これはもう、それ以外の2ペダル車に乗りたくなくなると思えるほどの出来栄え。2つのミッションが交互に繋がることで事実上、シフトチェンジの繋ぎ目はないし、マニュアルモードは無論、Dポジションからシフトを手前に引いたSポジションでも、エンジン性能をフルに使いきったファンな走りが実現されている。エンジン回転が上がる際のフォーン!と品のある排気音も耳に心地いい。
サスペンションもしなやかながら、山道でもしっかりと路面を離さない。タイヤ(コンチネンタル・スポーツコンタクト2)は硬めながら、低速での乗り心地も十分に許容範囲内だろう。強いて言えば、D型の異形リムのステアリングホイールが、初体験だと異物感を覚える点が気になるくらい。いつまでも乗っていたいクルマだった。
ラジエターグリルはハニカム構造を採用し、それをU字型に囲む赤いフレームは初代GTIを彷彿とさせる。また、グリルからバンパーのセンター部をブラックアウトすることでダイナミックな印象としている。
内装ではGTI専用にスポーツシートが備わる。これも初代GTIを彷彿させる赤と白が織り成すチェックのパターンを採用。またステアリングにはアルミのGTIロゴプレートが付く。
2000ccの直噴エンジン FSIをベースにターボ化した2000cc T-FSIを搭載。200ps/28.6kg-mを発揮する。また、ターボチャージャー付きでありながら6速MTで13.0km/リットル、DSGで12.6km/リットルという低燃費を実現している。

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