マツダ デミオ
ヘッドランプを大きくしたことで、かわいさを増した新型DEMIOは、燃費も改善し家計にもgood!
レポート=島崎七生人 写真=ZIPNIX(2005年6月9日)
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初代デミオは今でも大事に愛用しているユーザーが多い。“愛用”などと書ける日本車はそう多いものではないが、初代デミオは、それだけ手頃な道具としての資質が高く、だからこそ未だに手放さないユーサーが多いのだろう。
その初代のあとを受け、2002年8月に登場したのが2代目である。素朴だった初代に較べルックスもグンとお洒落になり、さらにフォードとも共用のプラットフォームにより、走りにも磨きをかけた。
そのデミオがマイナーチェンジを受けたのはご承知のとおり。
新しくなったフロントマスクは、フェイスリフトとしては上手くいった部類だろう。従来型ではキレ長だったヘッドランプは、ベリーサに近いクッキリと大きめのものになり、グリルも“5角形グリル”の表現がより洗練され、むしろ自然に全体へ溶け込んだ。そのほかバンパー形状、テールランプの意匠も新しいが、このあたりはオーナーなら気づく程度の差だ。
内装はブラック内装の採用程度で大きくは変わらないが、後席のヘッドレストが背もたれと一体式となってしまったのが残念。後席スライド、ダブルフォールド式の折り畳み機構などはそのままだ。
走りは、相変わらずファンだ。試乗したのは1.5スポルトで、195/45R16サイズのタイヤを履き、サスペンションも文字通りスポーティに仕立ててあるモデルだった。走らせた印象はマツダのスポーティモデルの一員であることを感じさせてくれる、なかなかのキレのよさ。乗り味は実用前提でも(タウンスピードでも)決して硬過ぎない仕上がりだが、高速走行時のピタリと直進を出した感じが気持ちいい。また高速道路の流入のような場面でも、ジワリとロールするとその姿勢をしっかりと保ってくれる安定感が感じられる。ステアリングもシャープだが自然なタッチ。そしてエンジン(DOHC 113ps/14.3kg-m)も、ズバ抜けてパワフルではないものの、レスポンスがよく、高回転まで気持ちよく伸びるタイプ。ATにはマニュアルシフトも可能(BMW方式で手前が+、前方が−)なので、回転が高まるとアルミエンジンらしい乾いたメカニカルなサウンドを発し、それを耳にしながら、ストレスのない走りが楽しめた。全車グリーン税制にも適合し、日常的に爽快なスポーティドライブがますます楽しめるクルマとなっている。
ヘッドランプのサイズを大きくし、フロントグリルやフロント/リヤバンパーの張り出し量を抑えて、シャープさを少なめにした形状により親しみやすい印象のデザインとなった。
「SPORT」は、上質感を演出する専用ブラックアウトメーターを採用。インテリアは立体感ある格子織りの濃いグレーとブラックの生地を組み合わせたシートなど、ブラックを基調にシルバーで加飾されている。
「SPORT」が搭載するエンジンは1500cc 直列4気筒DOHCで113ps/14.3kg-mを発揮する。この他、Casualには1300ccの設定もあり、どちらもエンジン本体に手を加え燃費も改善されている。

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