スズキ エスクード
いかにもアメリカ市場に目を向けた先代と較べると、新型は遥かにキリッとスマートなスタイルだ。4WDでは大事にしたいフェンダーフレアの形状も素直だし、全体にディテールがシンプルなのがいい。エンジンフードの見切り線をサイド(と前)まで回り込ませ、そこに小さなエア抜きのダクトを設けたが、実はコレは初代にもあったデザインを再現したものでもある。すっきりと仕上げられたように見えるが、開発途中ではサイドウインドがもっと立っていたものをリファインしていき、この姿になったのだそう。
ボディサイズは前代より全長で300mm、全幅で115mm拡大。もはやコンパクトとはいえないものの、前後オーバーハングは短くオフロードでの走破性に配慮。前1540mm/後1560mmのワイドトレッドが安定したフォルムを作る。サイドシル部がボディ内側に寄せられ、乗降性をよくする工夫も盛り込まれた。
室内もブラックの内装色をベースに、機能的に仕上げられている。とくにセンターパネル部分のスイッチの配列は合理的で操作性がよく、見た目もスマートだ。
室内スペースは前後ともに幅方向のゆとりが増し、隣り合う乗員同士の“距離間”にも余裕が生まれた。後席は簡単な仕掛けでダブルフォールド式に折り畳み(ハネ上げ)が可能。床面が十分に低いこともあり、通常の状態はもちろん、後席を畳んだ状態なら、並のワゴンを寄せ付けないラゲッジスペースが生まれる。
ゲート式ATシフトレバーは、メッキのリングで演出される。またその上部には空調コントロール、走行モード切替スイッチなどもダイヤル式を採用し、円を基調とした使いやすいインパネに仕上がっている。
フロントシートはスライド量を240mmに拡大。全車にカーボンヒーターを採用したシートヒーターを採用。運転席にはシートリフターと振動吸収パッドを装備。
ロングホイールベースとワイドトレッドにより、旧型に比べ+265mmの室内長と、+155mmの室内幅を実現。後席にもリクライニング機構を備えたシートを採用し、L字型ヘッドレストにより後方視界もよい。
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