プジョー 407
プジョー407 そのスタイリングがプジョーの新しいアイデンティティーを確立した
レポート=中村孝仁 写真=ZIPNIX(2005年6月24日)
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607、307に続いて、406から407へと世代交代を果たしたプジョーのDセグメントモデル。Dセグメントとはドイツ的というか一般的な呼び方で、フランス市場ではM2と呼ばれるセグメント。想定しているライバルはフランスならルノー・ラグナ。ヨーロッパ全体を見渡すと、フォード・モンデオ、VW・パサート、オペル・ベクトラなんかがそれにあたる。ただしかつての406時代は、である。少し406というクルマを思い浮かべて欲しい。セダン、ブレーク、それにクーペが用意されたこのクルマは、地味だが非常によく出来た良妻賢母型のモデルだった。走りは特に乗り心地が良くて、居住空間も広く、機能的。まさに合理主義の塊的なモデル。
ところが407はというと、ボディはぐっと大きくなって、大胆なデザインとクォリティーの高さを特徴とする。ぐっと大きくなったわりには室内空間は406時代と変わらないか、若干狭目の印象。機能面から見たら406よりも劣るというのが偽らざる印象だ。本来、モデルチェンジされたら旧型よりあらゆる面で優れていないと納得しにくいのだが、そんなタブーに敢えて挑戦したのが新しい407である。
こうした変化は想定ライバルにも現れていて、従来の406時代とは異なる仮想敵が浮かび上がってきた。実際プジョーが仮想敵としてあげたモデルはBMW3シリーズ。こうなると、日本的に考えればそれに付随してメルセデスCクラスやアウディA4なんかも当然ライバルとなるわけで、競合車との価格比較にもこの3車が登場する。つまり、406時代よりも車格を上げて、それに見合った走りや空間、装備、質感を実現したのが407。だから、一般的には406の後継車だが、実はDセグメントのブランニューモデルだといって過言ではない。因みにボディサイズはセダンで4685x1840x1460mm。406と比較して、それぞれ85mm、60mm、30mmの拡大だ。
大型のエアインテークグリルと切れ長のヘッドランプが目を引くフロントマスク。緩やかに傾斜したフロントウインドゥは、約1.5m2という広大な面積を持ち、良好な視界と明るい室内に貢献する
ショートデッキ化されたリヤがクーペのような印象を与えるセダンのサイドビュー。セダンとSWではリヤ部を除いて、同一のデザインだ
SWでは、セダンより延長されたリヤオーバーハングとユニークなCピラー、サイド面まで回りこむ3次曲面を持つリヤウインドゥを備える上部のガラスのみを開閉することも可能

プジョー 407の買取・査定( ガリバー)
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