プジョー 407
今からおよそ1年前、このクルマがデビューした時にフランスで試乗した。エクステリアのあまりの変貌ぶりと、406のような機能優先でなかったことが、堅実な406の後継車を望むユーザーから造反を食らうのではないかという思いから、407に対して懐疑的な印象を持った。ただし、走りに関しては間違いなく進化しており、特に高速でのスタビリティーと、ハンドリングには明確なアドバンテージがあった。
今回、日本で改めてこのクルマを見ると、やはり綺麗だと思う。大胆ではあるが佇まいはなかなか美しい。それにTVCMが受ける。まだ見ていない人は早急にチェック!
エンジンは従来と同じ3000cc V6を頂点とするが、従来2000ccだった4気筒は2200ccに格上され、この2タイプのエンジンが日本市場に導入される。そして組み合わされるトランスミッションは、2200ccがZF製の4AT。V6はアイシン製の6速ATに進化した。本来ならばトルクの薄い2200ccにこそ6速が欲しいのだが、それは仕方ないとして従来ギクシャク感の大きかった4気筒用のATが大幅にスムーズになっていることは大いに評価したい。プジョーもようやく日本人の走りに対する考え方を理解してくれた。
プジョーというメーカーは世界的にも例を見ない、ダンパーを自社で製造するメーカーだ。だから、足の設定はまさに思うがまま。今回は特にリアサスペンションを新開発のマルチリンクとし3000ccモデルは電子制御の可変ダンピングシステムを持つ。これは607でも導入された技術だが、407は4輪すべて個別に制御する(607前後で制御)システムを持ち、抜群の高速安定性と高度なハンドリング性能を持っている。反面、フランス的なストロークの長い乗り味は完全に消滅したが、その分よりシャープな走りと、いざというときの安全性を手に入れている。なお、ワゴンはブレークの名からSWへと変わっている。
リヤシートは2:1の分割可倒式、ラゲッジスペースの容量は5人乗車時で702リットル、最大で1654リットルの積載能力を発揮する。助手席を倒すことにより2700mmまでの長物も収納できる
エンジンは、V6 3000ccと2200ccを搭載、3000ccには学習機能付オートマチックモードとポルシェ・ティプトロニックシステムのシーケンシャルモードが設定される6速ATを組み合わせている
タイヤサイズは、セダン、SWともに共通の215/55R17を装着する。ホイールは、Executiveに“QUAZAR”デザイン17インチアルミホイールを、そのほかには“COSMOS”デザイン17インチアルミホイールを履く

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