アウディ A6アバント
乗り味はなめらかかつ重厚、文句のない仕上がりの新しいアバント
レポート=島崎七生人 写真=ZIPNIX(2005年8月3日)
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アウディA6は、昨年9月にセダンが一新されたばかりだ。いうまでもなく、今回投入されたワゴン版のアバントは、その新型をベースに開発されたモデル である。
ところでA6アバントというと、その先代にあたる“100アバント”の時代から、ワゴンとしての機能性の高さとともに走りの確かさ、スタイリッシュさも重視してきた。新型A6アバントももちろんその伝統は受け継いでおり、とくにスタイリッシュさにかけては、(レポーターの個人的印象も加えていえば)セダン以上の仕上がりぶり。全長はセダンより20mm長いだけだが、4935mmという長さを使いきった伸びやかさは(冗長にも感じる)セダンより自然。さらにリヤビューも、走行中の姿を背後から眺めていると、ポルシェあたりのスポーティで存在感のあるフォルムに「おや!?」と注目させられる。並べられたLEDが光るストップランプも近未来感覚で斬新だ。
インテリアは木目、メタルの使い方がやや過剰なのはセダンと同じだが、仕上げレベルは申し分ないので、居心地は非常にいい。後席も身体にフィットする形状で頭上空間も豊か。
さらにラゲッジスペースは、シンプルながら目的に応じて使いこなせるパーティション、ガードの類いが標準となるのが便利。合金製のタイダウンフックは堅牢な造りで、取り外して手に持ってみるとズシリと重い。
走りは、登場が新しく、セダンより車重がプラスされたおかげか、総じて、乗り味はなめらかかつ重厚で、クラスに相応しい雰囲気をもつ。2400ccのFFモデルのほか、3200ccクワトロの標準サスペンションと同エアサス仕様、そして4200ccのクワトロの4台の試乗ができたが、驚いたのはベーシックな(といっても車両価格は基本で586万円だが)2400ccでも、十分な走りっぷりであるという点。2400ccに組み合わせられるCVTのマッチングがよほど入念らしく、箱根の上り坂でさえ苦もなく登りきるし、全体に身のこなしも軽快で、乗り味もフラット。エンジン回転が高まった際に室内で聞こえる音(音質)が気になる以外(だが、振動はほとんど伝わらない)、文句のない仕上がりだった。
一方3200ccになると動力性能がグンとあがり、4WDということもあり、ダイナミックな走りっぷりを実感することができる。エアサス仕様は乗り味の不自然さもなく快適だった。4.2は、V8ということもあり、ジェントルにもスポーティにも走れるフレキシブルさが魅力。ただし941万円と価格設定は1ランク上であるが...。
セダン以上の仕上がりぶり?と思わせるほど存在感のあるフォルムに、リアコンビネーションランプの並べられたLED が近未来感覚で斬新だ。
インテリアは木目を基調とし、居心地いい室内。後席も身体にフィットする形状のシートが採用され、快適性も十分。
最上級の4200ccにはV8を採用、ジェントルにもスポーティにも走れるフレキシブルさが魅力。排気量4200cc・最高出力246kW/6600rpm(335ps/6600rpm)V型8気筒5バルブDOHCエンジン

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