マツダ アテンザ
マイナーチェンジを受けたアテンザは、引き締まった内外装のデザインと冴えた走りを手に入れた!
レポート=島崎七生人 写真=ZIPNIX(2005年9月26日)
※コンテンツ内の写真画像をそれぞれクリックすると、拡大写真がご覧いただけます
かつてのカペラに代わる新世代のミドルクラスのモデルとして2002年5月に登場したのが、このマツダ・アテンザだ。今年6月には丸3年を経て、全体のリフレッシュを目的にマイナーモデルチェンジを実施している。
試乗の機会を得たのは、5ドアのアテンザ・スポーツ23Zだった。新しい内・外観は、文句なく受け入れられるものとなった。外観は顔まわりではバンパー形状を一新し、グリルや空気採り入れ口の形状が変わった。その変更幅は実は劇的に大きなものではないのだが、従来はトガった各部のディテールがことごとく主張していたのに対し、新型では(マツダスピードのエアロカー同様に)調和感が増し、トガり具合も控えめとなった結果、安心して眺めていられる顔つきに。もともとシルエットはキレイなアテンザ(とくに5ドアはそう!)だっただけに、「これならいい!」と言える。
インテリアも同様だ。試乗車はブラックを基調とした内装色だったが、“黒”のトーンが冴えたものになったほか、革/布コンビのシート表皮など、テクスチャー関係の“センス”もよくなった。同様にセンターパネル部分が、落ち着きのなかった明るい(軽い)シルバーから、クロームを縁取りにしパネル部を黒2トーン(マット&艶ありのピアノブラック)に仕上げたあたりも大人っぽく、旧型に較べ遥かに上級感が表現できている。1点だけ、メーターパネル内のクロームの縁取り(円形の文字盤の縁取り以外の部分)は余分で目障りだが...。機能的にも、運転席の8ウェイ電動パワーシートや、チルト&テレスコピックステアリングの採用などを装備。もはやこのクラスならあってほしい機能が、やっと標準となった。
走りも“冴えている”ことがわかった。試乗はスケジュールの都合でごく短時間のものとなったが、乗った瞬間「クルマがよくなった」という印象。18インチタイヤながら低速から乗り味がしなやかで、ボディのしっかり感が高まったことで、走り出してもしっかりとした乗り味が保たれているのがまずいい。というか、乗り心地もかなりいいといえる部類。それとステアリングの反応も過敏すぎない範囲でシャープで無駄がない。
そしてエンジンは従来どおりの2300cc(178ps/21.9kg-m)ながら、マニュアルモード付きの5速ATとの組み合わせで、十分なパワー感。回転フィールやエンジン音も実に小気味よく、7000rpmの許容範囲内を存分に使って“走り切れる”印象だった。
今回は叶わなかったが、どこまでも長時間ドライブを楽しんでいたい...そんな風に思わせてくれる仕上がりぶり。バックドアを開けるとトランクスペースも思いもよらぬ広さだから、長期バカンスでの荷物もたっぷりと積み込めるに違いない。
インテリアはセンターパネルなどのデザインを刷新して質感を大幅に向上。これまで4WD車のみ搭載された電子制御5速AT(アクティブマチック)が全グレードで選択可能になり、マニュアルは従来の5速MTに代えて6速MTを新採用している。
運転席には8ウェイ電動パワーシートを装備(23Z)、チルト&テレスコピックステアリングも採用され、より充実した装備となった。
L3-VE:排気量2300cc・最高出力131kW/6500rpm(178ps/6500rpm)直列4気筒DOHC16バルブエンジン。マニュアルモード付きの5速ATとの組み合わせは、回転フィールやエンジン音も小気味よく、十分なパワー感で“走り切れる”印象。

|