マツダ ロードスター
更なる深化で扱い易くなった文句なしのオープン2シーター!
レポート=中村孝仁 写真=ZIPNIX(2005年11月10日)
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マツダロードスターが初めて世に登場したのは1989年。アメリカのシカゴで発表された。その後海外ではミアータの名で、日本ではユーノス・ロードスターの名で発売された。当時、MGやトライアンフなど英国の伝統あるオープン2シーターが姿を消し、世の中からオープン2シーターというジャンルが消えてしまうのではないかと思われた時期である。そんな時、マツダが勇気を持ってこのクルマを作ってくれた。そして、今やギネスブックに世界で最も沢山売れたオープン2シーターとして認定される、伝説のクルマになった。初代から2代目への進化は、言ってみれば変化のための変化である。つまり何かを変えなくてはという、かなり形骸化したモデルチェンジであったように思う。しかし、今回はまるで違う。単なる変化のための変化ではなく、確かな進化と70万台以上を売った世界でもしっかりと認められたロードスターとしての深化を感じるクルマであった。
実は初代のモデルをデビューしてすぐに購入し乗っていた。コンパクトな中にスポーツカーとしての楽しさが凝縮されたモデルで、日本人が作り上げたオープン2シーターとしては画期的だと思っていた。当時はロータス・エランを彷彿させるスタイリングなどとも言われたが、やがてそれはマツダのロードスターワールドに昇華した。その基本的なスタイルは継承され、操る楽しさという部分を今回のモデルでは大幅に増幅した内容になっている。特に骨格の丈夫さ、しなやかでスムーズなハンドリングやシフト操作、それに明らかにパワフルになったエンジンなどで、ボディ剛性は捻りで先代比47%増。曲げで22%増と圧倒的だ。しかも、それでいながらきっちりと軽量化されている。これに呼応したエンジンは2000ccの16バルブユニット。これまでの1600cc125psから大幅にパワーアップした170ps、そしてトルクも中低速が大幅にアップした扱い易いモノになった。
初代・2代目では、コークボトルシェイプを採用した全体のプロポーションに対し、車両の前後を絞り込んだオーバルシェイプを採用した3代目。これにより居住スペースが広くなり、安全を確保しながらもコンパクト感を得られている。
ロードスターならではの低く流れるような美しいショルダーラインをキープしながら、サイド面にウエッジを効かせたアクセントラインを通すことで前進感とスピード感が表現されている。
リヤコンビネーションランプは、新しい表面処理や素材感を用いながら歴代の楕円シェイプを継承。そして、シートバックには、リヤから見たときにアイキャッチとなるような表面処理が施されたバーが装着される。

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