ホンダ シビック/シビックハイブリッド
さすがホンダDNAだけあって、よく走るジャン!というのが第一印象だ。セダンだから取り立ててスポーティということもないのだけれど、過不足なくよく走ると言えばいいだろうか。
シビック!という名前で期待してしまうほどのキビキビ感はないのが、個人的には少々残念。しっとりと落ち着きを持ったセダンの動きをするぶん、アンダーステアが若干強いように感じる。その代わりと言ってはなんだが、乗り心地面での不満はないといったところだ。
ハイブリッドの方は、今回は先代の4気筒中3気筒の気筒休止からさらにステップアップ。4気筒すべてが休止状態、つまりモーターのみで走れる領域が出来たことが大きな特徴だ。40km/hまでの低速クルーズの際、モーターのみでの走行が可能になったというワケ。これは従来のホンダハイブリッド車にはなかったものなので、画期的と言っていいだろう。
さらに、減速時に1000rpmを下回る領域まで気筒休止状態を維持できたり、4500rpmを上回ると、高回転域用のバルブタイミング・リフトに切り替わったりと制御はきめ細かい。しかも乗っているほうとしては、VTECが効き始める高回転域以外、つまり気筒休止状態に入ったことでは、まったくその変化を感じないというのだからオドロキだ。秘めやかにものすごい技術が作動しているのである。
普通のドライバーが、普通に乗っているだけ、なのにスゴイことが起こっている。環境にそのまま貢献できてしまうというのは、やはり乗っていて気持ちイイ。イイことしながら、カーライフを楽しむ、人もクルマも快適で楽しい交通社会への、またひとつ新しい提案が増えたと言っていいだろう。
トランクルームはホイールハウスの張り出しなどを抑え、438リットルのゆとりのある容量が確保されている。左右にあるレバーによって6:4分割可倒式のシートも簡単にフォールダウンし、長い荷物も収納が可能だ。シビック・ハイブリッドの容量は350リットルとなる。
新開発の1800cc i-VTECエンジンは、最高出力140ps/最大トルク17.7kg-mを発揮。力強い走りとクルーズ走行時の圧倒的な低燃費を両立し、クリーン性能にも優れている。ミッションには、5速オートマチックトランスミッションを全タイプに設定。1.8Gでは5速マニュアルも選択が可能だ。
太い骨格の5本スポークアルミホイールを採用する1.8GL。1800cc車には16インチのホイールに205/55R16 89Vのラジアルタイヤを装着する。シビック・ハイブリッドは、15インチアルミホイールに195/65R15 91Sを履く。

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