BMW 3シリーズ
試乗したのは4気筒の320と直6を積む330である。N46という2000ccユニットは318時代からのキャリーオーバー。はっきり言ってこの直4は世界最良の4気筒といって過言ではない。ホワイトボディは確かに先代と同等の重さだが、現実的に車重は70s増えている。だから318時代と比べて動力性能の低下が心配された。実際に測定したわけでないから確かなことはわからない。しかし、少なくとも心配は杞憂に終わった。その力強さと軽快さなどは全く色褪せていなかった。その軽快さの原動力は今回新たに設定された6速のステップトロニックにあると思われる。勿論パワーも318時代より高められた150psだし、ピークトルクの発生回転も従来より150rpm下げられているが、1速余計に入ったことで、よりスムーズな加速感が得られることが、印象的に重さの負担を軽減しているのではないかと思えた。今回E90がE46と大きく変わったのはリアサスペンションだ。これまで使い慣れたセントラルアームアクスルと言うサスペンション形式から、5リンクのシンプルなマルチリンクに変わっている。サブフレームに囲まれて、まるで鎧を着たようだったE46時代と比べると、いかにも軽そうな新リアサスペンションの構造がわかる。走りは従来以上に硬質感のある、正確でシャープなハンドリングを特徴とする。
これに対し新しい直6を積む330はどうか。正直に告白すると今や直6を搭載するクルマなど数えるほど。理由は正面衝突時のクラッシャブルゾーンが取れないからということだが、あえてそれに挑戦するBMWは偉い!何しろ元々直6のバランスは最良であるわけで、しかもエンジン屋を自負するBMWが作ったものと来ればそれが悪いはずもない。かつてはシルキー6と呼ばれた書いてフィールのスムーズさは健在だし、何よりどこから踏み込んでも湧き上がるようなパワーが出る。走って楽しいという点では、これに勝るモデルはこのセグメントでは見つからない。
同時に大型化したボディはトランクスペースも拡大、先代に比べて20リットル拡大され460リットルの余裕あるスペースが確保された。
N46B20B:排気量2000cc・最高出力110kW/6200rpm(150ps/6200rpm)直列4気筒DOHCエンジン
7Jx16インチのダブルスポーク・スタイリング156アロイホイールに205/55R 16タイヤを装着

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