アルファロメオ アルファ159 2.2 JTSセレスピード
インテリアのデザインは、外観以上に個性的だ。フロントシートに座るとオーディオやエアコンのスイッチパネルが収まる中央部分はドライバーの方を向いており、左端まで手が届きやすい。このようなデザインにすると助手席に座ったパートナーは疎外感を抱くが、そこを犠牲にしてもなお、ドライバー本位の姿勢を貫くのがアルファロメオらしいところ。メーターは水平に並んでいて、長年の伝統を感じさせる。素材の選び方は現代流だが、クラシカルな雰囲気も併せ持ったコクピットだ。
フロントシートは硬めの座り心地。それでもボリューム感は十分に確保され、スポーツ一辺倒のシートではない。4ドアセダンとしての快適性も考慮されている。座面の奥行寸法は十分に確保され、バックレストも腰の当たる部分をしっかりと造り込んで長距離ドライブに対応した。日本車と違うのは、フロントシートの前方をやや大きめに持ち上げたこと。このような角度を付けることで、腰が安定し、長身のドライバーが座っても座面から大腿部が離れることはない。この角度はシートリフターを上下させても保たれ、着座ポイント次第で座面の角度が変わることの多い日本車との違いが見受けられる。
リヤシートは、やや着座ポイントが低めで膝の持ち上がった座り方になりやすい。全高が1430mmで、ルーフの高さを抑えているからだ。それでもフロントシートと同様に座面の前方を持ち上げたので、サポート性は悪くない。ファミリーカーとしても使えるスポーティセダンだ。
運転席まわりの質感は国産車とは違った印象だが、シンプルでスポーティーなイメージでまとめられている。
室内は本革シートがゴージャスな印象を醸し出している。天井は低目だがゆとりある設計で、圧迫感はない。
後席には大人が2名ゆとりをもって座れる空間を確保している。膝を少し立てて座るポジションだが、足元も広さは十分だ。
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