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試乗レポート

フォード エスケープ・リミテッド



試乗レポート概要車内&装備ドライブフィールフォトライブラリー総合評価
ドライブフィール 走ってみると?

 まずは動力性能。4WDシステムを装着したSUVとしては比較的ボディが軽く、車両重量は1500〜1600kgだ。それだけに、普通に市街地を走る分には2300ccエンジンでも動力性能の不足を感じない。エンジン特性はごく普通の実用型で回転感覚にメリハリはないが、クセがなく扱いやすい。4500回転を超えたあたりから速度の上昇がにわかに活気付き、平坦路での加速性能も申し分ない。  もっとも長距離ドライブを頻繁に楽しむとなれば、不満も生じてくる。高速道路や峠道の長い登り坂を力強く駆け上がるだけのトルクはなく、4気筒であるためにアクセルを踏み込んだ時のエンジンノイズも拡大するからだ。  このようなニーズには、やはり3000ccモデルが最適だろう。大排気量エンジンとあって、発進直後のアクセルを軽く踏んだ2000回転付近からタップリしたトルクの余裕を感じる。高速道路における登坂や追い越しでも、アクセルを深く踏み込む必要はない。

 走りやすいだけでなく、エンジンノイズも抑えられるから、ドライバーと同乗者の双方にとって快適だ。エンジン特性は少々高回転指向。最大トルクの発生回転数は4700回転になるが、1600kgの車両重量に3000ccの排気量だから、低回転域が犠牲になることはない。また、4500回転を超えた領域では、けっこうダイナミックな加速を楽しめる。  プラットフォームの設計が古いため、乗り心地は少々粗い印象だ。もう少し洗練させて欲しい。

 走行安定性は良好だ。全高が1700mmを超えるSUVでサスペンションも乗り心地を重視した設定だが、揺り返しによって後輪が横滑りを誘発する動きを上手に抑えている。挙動の変化が穏やかに進行するからドライバーも対処がしやすく、これはトリビュートの後期型と共通のメリットだ。そしてフロント側の荷重が40kg少々軽い分、ハンドリングの軽快感は2300ccモデルが上まわる。  以上のように、前輪駆動をベースにした乗用車感覚のSUVとあって、後輪駆動ベースのオフロードSUVに比べれば舗装路における走行安定性は高い。ただし、横滑り防止装置が設定されないのは、今日の輸入車として不満が残る。  4WDシステムは、前輪の空転を感知して後輪にも駆動力を伝えるロータリー・ブレード・カップリング式。常に4輪を駆動するセンターデフ式に比べると伝達効率は下がるが、軽量で燃費性能に優れることがメリットだ。

 また、悪路を走る時は、4WDのロックモードを使うと良い。前後輪が直結されて走破力が高まる。ちなみにアウトランダーのロックモードは多板クラッチの締結力を強めるだけだから、エスケープのような完全なロック状態にはならない。その代わり、舗装路で使用してもブレーキング現象は発生しない。エスケープのロックモードは、走破力が大幅に高まる半面、舗装路で使うと駆動系に無理がかかってブレーキング現象にいたる。  つまりエスケープは、195〜205mmという余裕のある最低地上高も含め、乗用車系のSUVとしては悪路の走破に本格的に取り組んだクルマといえるのだ。このあたりの性格を理解した上で選んで欲しい。

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フォード エスケープ・リミテッド 写真拡大1 最高出力203馬力を発揮する3000ccV6エンジンを搭載している。レギュラーガソリン仕様なので、経済面でも助かる。

フォード エスケープ・リミテッド 写真拡大2 変速機は4速AT(4EC-AT)を組み合わせている。FF(前輪駆動)がベースなので、街乗りも気軽に楽しめる。

フォード エスケープ・リミテッド 写真拡大3 足回りには、235/70R16タイヤに7スポークアルミホイールを組み合わせている。





さらに詳しく知りたい方は
 フォード エスケープ・リミテッド詳細
 フォード エスケープ・リミテッドクチコミ
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