シトロエン C4ピカソ
インパネはスッキリしたシンプルなデザイン。メーターは中央に配置され、ATレバーも短くデザインされている。スイッチがたくさん付いていることを誇示する傾向の強い日本車を見慣れていると、かなり個性的な内装と受け取れる。
注目すべき点は、その質感だろう。スイッチでインパネを埋めつくすことはしていないが、パネル間の隙間を詰め、表面のシボ(模様)にも気を使うことで上質な印象を与える。シトロエンの質感は、近年のモデルになって急速に高まった。日本車やドイツ車に乗り慣れたユーザーでも、違和感は抱かないだろう。
フロントシートの座り心地は、少し硬めの設定。しっかりと体を包み込み、ボリューム感がある。このあたりはシトロエンのメリットといえる部分だ。
2列目は3分割されているから、1人当たりのシート幅はさほど広くない。2名で座るにはムダが生じる理屈だが、全幅がワイドなために窮屈な座り心地には陥ってはいない。
3列目は完全な補助席。床から座面までの寸法が乏しいために座ると膝が大きく持ち上がり、シート自体のサイズも小さい。また、もともとラゲージスペースとして設計された部分のシートを装着したから、大人が座るには2列目をかなり前方にスライドさせねばならない。3列目を使うと、2列目も含めてキャビンが窮屈な座り心地になる。あくまでも短時間、短距離の移動を目的にしたシートだが、そのようなニーズが根強いことも事実だ。
オプションでは、15万円のグラスパッケージを装着したい。大型のガラスサンルーフで、電動のサンシェードも付く。オープンモデルのような開放感を味わえる。
運転席回りは個性的なデザインを採用しており、シンプルながら実用性も損なっていない。
シートは腰周りのサポートもしっかりしており、長距離ドライブでの疲労も抑えられている。
2列目シートは3分割されており、3人がしっかりと乗れる設計になっているのが特徴だ。
本国ではオプションとなっている3列目シートが日本向けには標準装備となっている。どちらかと言えば、子供の送り迎えなどで活躍するだろう。
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