ジャガー XF
まずは最もベイシックな3リッターラグジュアリーの試乗報告から。走り出してすぐに感じたのが、足下の妙なつっぱり感だった。不整地での突き上げもゴツゴツと質感悪く、頼りない印象すら抱く。フツウの舗装路を走れば、それなりにしなやかさを取り戻すものの、ワイドトラックを十分に生かしきれない。おそらく17インチタイヤでは、XFの高いシャシー性能を十分に引き出せない。そのことは、18インチが標準となる3リッタープレミアムラグジュアリーに乗り換えてみて、明確になった。突き上げの強さは同じだが収束が一発で決まるため不快にならない。タンタンタンとリズミカルに駆けてゆける。ワインディングなどでは、スポーツセダンよろしく存分に楽しめる。ただし、3リッターじゃパワーが不足気味。グローバルスタンダードになりつつある3.5リッター以上が欲しいと思った。
それでは、と期待して乗り込んだのが4リッターV8自然吸気だったが、今度はスペックほどの満足感を得ることができない。それほど新しくないユニットであるせいもあって、エンジンフィールに勢いがなく、力強さも感じないのだ。やや、寝ぼけた感じのV8である。シャシーが素晴らしいので、乗り手の気持ちはどんどんエスカレートしてしまう。そこについていけてない。その点、スーパーチャージャーならカンペキだ。爆発的なトルクを使って、クルマを自由自在にコントロールすることができる。独特のメカニカルノイズが気になるが、スポーツサルーンと断言するにはこれくらいの力強さが必要だと思った。
V8スーパーチャージャーは最高出力426ps/最大トルク560Nmを誇る
エンジンを始動させると上昇する、新設計のダイヤル式シフトセレクターなどの革新的技術も採用
XKのユニットをさらに進化させたサスペンションを装備。SV8は20インチホイールが標準となる
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