クライスラー グランドボイジャー
床が低いためか、乗り味も一風変わっている。地面にへばりついたハコを動かしているような気分。ちょっと他にないライドフィールである。そのせいか、余計に長さを感じてしまう反面、幅はあまり気にならない。不快なロールもほとんどなく、走り出して時間が立てば、サイズをまるで気にせず運転している自分に気付くという寸法だ。
街乗りにおける乗り心地は良好である。必要十分なトルクのおかげで、しずしずと、落ち着いたドライブが楽しめる。気分がゆったりするのもまた、乗り心地の1つと言うべきか。高速巡航も心地よかった。法定速度で流すのが最もラクだし、気分がいい。オートクルーズが似合うのもまた、アメリカ車ならではだし、家族で使うミニバンは本来、これくらいの気持ちの余裕を“もたせて”走るべきだろう。国産ミニバンは “走り”をあまりにスポーツに降り過ぎているような気がする。高速の追い越し車線をぶっ飛ばす国産Lサイズミニバンの“蛮勇”ぶりには、ただただあきれるばかりだ。ゆったり、まったりなミニバンが、どうして作れないのか不思議ですらあるが、それもこれもユーザーの希望だと言うのだろうか……。作り手にも問題アリ、だと改めて思った。
クライスラーのミニバン向け主力エンジン、最高出力193ps/最大トルク305Nmの3.8リッターV6を搭載
6ATを採用し発進加速やシフトがスムーズとなり、より状態に適したギア比で走行できる
新サスペンションを採用、ツーリングは225/65R16、リミテッドは225/65R17を装着
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