BMW X6
もはやSUVではない“クーペ”の走りをもつX6
レポート=西川 淳 写真=jun e co.(2008年7月23日)
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X5で乗用車(つまりはサルーンと同様の)のライドフィールを実現し、SUVカテゴリーの乗用化のきっかけとなったBMWが、再び世界を驚かせた。今度は、SUVのスポーツ化、というわけか。BMW自身が、スポーツ・アクティビティ・クーぺと名乗るように、X6はSUVのスポーツクーペというべき存在だ。そもそも、SUVのSはスポーツの頭文字であるが、それはクルマの特性を意味していたわけじゃない。どちらかといえば、荷物を積むスペースがふんだんにあって、アウトドアスポーツに代表されるアクティヴィティに便利なクルマというくらいの意味である。それゆえ、4WD機能は必須だったにせよ、スポーティな走りの性能までを要求するものではなかった。そこに風穴を開けたのがX5だったが、X6ではそれを更に進化させ、そのスタイリングにまでコンセプトを表現してきたのだ。
ご覧の通り、背は高いがクーペのようなフォルムである。フェンダーから下を隠せば、格好いいBMWのクーペそのもの。下半身はX5ゆずりのハイランダー仕様であるというミスマッチ感覚が、このクルマの存在感を特別なものにしている。とにかく、雰囲気がスペシャルだ。ただし、ドア数は4枚である。今流行りのクーペフォルムサルーン(M・ベンツCLSクラスなど)のSUV版だと言えそうだ。
水平のラインで存在感やパワーを、ホイールアーチやエアインテークでスポーティさを表現したというフロントデザイン
緩やかに傾斜しながらリアに続くルーフライン、サイドのキャラクターラインなどをもつクーペスタイル
複数の平行なラインでワイド感を強調したリアスタイル。全長4885mm×全幅1985mm×全高1690mm
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