メルセデス ベンツ C63 AMG
官能的で暴力的な6.2リッターエンジンをもつ、実力通りのオーラを発した特別な“Cクラス”
レポート=西川 淳 写真=jun e co.(2009年2月17日)
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このご時世にあって、メルセデスAMGの躍進ぶりは驚愕に値する。それだけこのハイパフォーマンスモデルが本物で、傾倒する“好き者”が多いという証拠だ。そして、その好調を支えるのがC63AMGだ。これまでCクラスベースのAMGは、その性能こそ高い評価を得ていたにも関わらず、人気という面では兄貴分たちに遅れをとっていた。ベースのCクラスがいかにもおとなしい雰囲気の、落ち着いたメルセデスであったことが災いしたのかも知れない。よりアグレッシブになった現行CクラスベースのAMGによって、ようやく、実力通りのオーラを発するに至ったと言える。
もちろん、中身の“凄さ”も人気の秘密だ。まずは、エンジン。名前の数字にもある通り、AMG初の自社開発ユニットである6.2リッターV8DOHCを積む。ピークパワーは実に457ps!比較的コンパクトなCクラスにこの大排気量エンジンを押し込むために、AMGはCクラスのフロントアクスルより前をすべて刷新した。足回りを含め、エンジンから前は、Cクラスとはまるで別物、である。組み合わされるトランスミッションは7速AT。もちろんAMG用の専用チューニングが施されている。ド派手なルックス、盛り上がったボンネット、ワイドフェンダー、そしてAMGスタイリングにAMGホイール。セダンだけでなく、ワゴンモデルが存在するのも高性能メルセデスならでは。
'08年4月のCクラスステーションワゴンのモデルチェンジと同時発表された、ハイパフォーマンスモデルとなるC63AMGステーションワゴン。セダンは'07年10月に発表されている
トレッドが拡大された専用フロントサスペンションを持つふくらんだホイールアーチ、専用フロントスポイラー、ボンネットの2本のパワードームなどによる迫力ある外観
3本のフィンを備えた黒いリアディヒューザーやデュアルツインクロームマフラーが装着される
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