トヨタiQ
街中で想像以上の機動力を発揮する、高効率パッケージのコミューター
レポート=西川 淳 写真=jun e co.(2009年3月17日)
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まるで自動車主要メカニズムの“知恵の輪”のようなクルマだ。全長3mといういわゆるスマートサイズに、大人3+子供1の計4人乗りスペースを稼いだFF車を作るという発想は、複雑な寄せ木細工のようなものだったに違いない。クルマが小さくなること。これは=軽くなることだから、絶対的に善である。軽量化がクルマの最重要課題であることは論を待たない。だからこの際、思い切り小さいクルマを、固定観念を捨てて作ってしまえ、というのがiQだった。
工夫=エンジニアの努力の結晶、は至るところにある。フロントギアボックス搭載位置の変更、ステアリングギアボックスの仕組み変更、燃料タンクの薄型化、エアコンユニットの小型化、薄型シート、非対称ダッシュボード、などなど。文字通り、ミリ単位のせめぎ合いで不可能を可能にしたパッケージが生まれている。今後、トヨタはこれをベースに、小さくて効率のいいパッケージをいろいろ生み出すはず。そちらの方が興味深い。メカニズムのスペックで語ると、何てことないFFコンパクトカーである。フロントに1リッター直3エンジンを積み、CVT(無段変速)を組み合わせた。グレードは、100X、100Gの2種類。2008-2009、日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞車。
全長2985×全幅1680×全高1500mmの大きさに4人(大人3人+子供1人)が乗車できる高効率パッケージを実現した“マイクロプレミアムカー”トヨタiQ
自然界の造形美を活かした線や面のデザインを取り入れたという内外装
燃料タンクをフラットにして床下に配置することで、リアオーバーハングを短縮した
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