トヨタ クラウンマジェスタ
純粋なる日本の最高級サルーン
レポート=西川 淳 写真=jun e co.(2009年5月26日)
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五世代目となるクラウンマジェスタ。セルシオ(レクサスLSに)なき今、トヨタブランドのフラッグシップモデルとして君臨することに。純粋に日本のマーケットとユーザーだけをにらんで開発された最高級サルーンと言っていい。現行型クラウンのホイールベースを75mm延ばした。それゆえ、クラウンに比べるとリアドアが大きくみえる。それでも日本の道路や駐車場事情を考えて、5mを切った全長がポイント。セルシオ改めLSは、今やグローバル市場をにらんで5mオーバーとなっている。とはいえ、エンジン+パワートレインはLSと同じ4.6リッターV8+8速AT(ただし2WD。4WDグレードは4.3L+6AT)を積む。旧型に比べるとスタイリングはぐっと大人しくなった。メッキモールはほとんど見られず、17インチタイヤでいかにも頼り無さげ。けれども、世の中には派手さを嫌う人も多い。派手な高級車が欲しければそれこそレクサスや輸入車を狙えばいいだけのこと。クラウンマジェスタのような、街並みにすぐ溶け込んでしまう高級車があってもいい。
磨き上げたのは、安全性能と静粛性、そして日本の領域における走行性能。それだけあれば十分、何も人の目を楽しませる必要なんてない。そう考えるVIPユーザーにぴったりの高級車である。
ホイールベースを75mm延長しつつ、国内での取り回しを考慮したボディサイズ(全長4995×全幅1810×全高1475mm)に抑えられた。運転志向のAタイプLパッケージや後席重視のGタイプFパッケージなど6グレードが用意される
低く抑えたキャラクターラインにより水平基調のシルエット。ロングホイールベースを活かした堂々とした外観をもつ
控えめなステンレスやメッキのパーツ、LEDを使ったリアコンビランプなどにより高級感を演出。遮音性の高いガラス、塗布型制振材や吸遮音材の効果的配置、新発泡材の充填による風切り音の低減などにより室内の静粛性を向上させた
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