トヨタ プリウス
クルマの評価軸を変える“ハイブリッドカー”プリウス
レポート=西川 淳 写真=jun e co.(2009年6月2日)
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初代誕生から実に12年。トヨタのハイブリッドカー戦略がようやく大輪の華となった。この原稿を書いている時点(5月末)で注文しても納車は5ヶ月後。自動車の国内販売、輸出ともに落ち込みが続く中、正に“一人勝ち”の様相を呈している。
人はプリウスの何にそこまで惹かれるのだろうか。燃費がいいこと/静かに走ること、といった性能は言わば結果論で、ハイブリッド車という言葉の響きからもたらされるイメージ= “今までとは違う”クルマであることを最も分かり易くアピールすること、に惹かれるのだと思う。多くの人(統計的にはほぼ半数)が、次は環境対策車が欲しいという。クルマ離れではなく、違うクルマが欲しかった。ハイブリッドと言えばプリウス、というブランド力を12年掛けて作ってきたトヨタの勝利というべきか。もちろん、プリウスとして進化を遂げ、今このタイミングでフルモデルチェンジできたというツキもあった。モデルチェンジの中身は、二代目プリウスの徹底進化版。エンジン排気量を上げてエンジンだけで走るパート(高速走行など)における燃費を稼ぎ(パワーはないが効率のいいアトキンソンサイクル1.8Lエンジンを採用した)、バッテリー/モーター/システムのハイブリッド系は軽量・高効率化を押し進めた。アイドリングストップや電動ウォーターポンプ、低転がり摩擦タイヤ、エアロダイナミクスボディなど、燃費向上に役立つありとあらゆる手段を取り入れている。
空気抵抗を徹底的に減らす“トライアングルシルエット”により世界トップレベルのCd値0.25を達成。ヘッドライトには消費電力の少ないLEDタイプを採用する
フロントからリアへ伸びるキャラクターラインも、平面を絞ることで空力性能に貢献。全長4460×全幅1745×全高1490mm
前後バンパーはホイール周りの整流効果を高めるためサイド面を際立たせた形状。リアスポイラーはブラックアウトされるなどデザイン面にも考慮
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