日産 キューブ
止まっても走っても“ピースフル”なキューブ
レポート=西川 淳 写真=jun e co.(2009年6月16日)
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“クルマは走ってナンボ”という基本的な価値観を、ある意味、ごろりと覆してしまったのが旧型キューブだった。キューブが“走らない”という意味ではなく、じっと止まっていても、もしくは、ゆっくりゆっくり走っていても、心が浮き立つという意味である。ピースフルという言葉が乗る人、見る人、双方にこれほど似合うクルマはない。そんなクルマは、歴史的にみても、欧米ブランドにはなかったものだ。クルマにとっての道路環境整備もままならない、日本の特殊性が生んだオリジナル発想というべきだろうか。旧型キューブが海外のジャーナリストから高い評価を得たのも当然だ。彼らの価値観からは決して発想されないクルマだったからである。日産はこれまでサンフランシスコとポルトガルで全モデル試乗会という大規模イベントを開催したが、キューブはそこで“大ウケ”している。私も、サンフランシスコで乗ったときには、アメリカ人の視線を痛いほど感じたものだった。
果たして新型キューブは、いよいよ海外市場にむけて完成車輸出されることに。裏を返せば、最初から海外に出すことを考えて企画された。コンセプトはそのままに、よりユニークな要素を散りばめ、ボディサイズを少し大きくして室内空間をきっちり確保。それが新型キューブの基本コンセプトといってよさそうだ。
ほとんどのモデルが環境対応車普及促進減税の対象となり、2WDモデルが取得税と重量税は75%、自動車税は登録の翌年度から1年間は50%軽減、15S FOUR以外の4WDモデルは取得税と重量税は50%、自動車税は登録の翌年度から1年間は25%軽減される
シンプルなデザインで仕上げられた四角いコンパクトなボディ。愛嬌のある“ヒューマニック”なフロントマスクをもつ。サイドウインドウは角を落としたサークル型とされ、写真立てのように乗る人を演出する。全長3890×全幅1695×全高1680mm(15G)
左後方のみにリアクォーターウインドウが配置された左右非対称デザインを採用する、横開きのバックドア。ボディカラーは新色のクラフトダンボール(写真)を含め10色が用意された
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