アバルト 500
“走る、曲がる、止まる”に夢中になれる、挑発するアバルト500
レポート=西川 淳 写真=jun e co.(2009年7月7日)
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“アバルト”と聞いて“おお”と身を乗り出す方は、おそらく若くても40代後半、たいていは50代以上のクルマ好きだろう。非力な小型のフィアットで時にはポルシェをも打ちのめす。そんな“我らがヒーロー”がリバイバル。アバルトグランデプントに次ぎ、いよいよ真打ち、アバルト500の日本登場である。その昔、チンクェチェント(500)のチューニングマシンで一世を風靡したアバルトだったから、現代によみがえったフィアット500をベースに過激なアバルト仕様が登場しても何らおかしな話ではない。むしろ、このモデルを足がかりに、往年のアバルトブランドのようにオリジナルスポーツカー開発までイッキに進んで欲しいとさえ思う。
迫力のスタイリングだ。可愛い500の面影こそあるものの、そこかしこから戦闘モードが漂ってくる。腰をどっしりと落とした印象で、ワイド感と重心の低さを強調した。可愛いコンパクトカーをスポーツカーへと豹変させることに成功している。特に、リアからの眺めが勇ましい。バンパー両脇にスリットが入り、そこからテールパイプが顔を覗かせている。がっちりと踏ん張ったリアタイアと相まって、相当に猛々しい。
ターボチャージャーに必要なスペースを確保するためエンジンルームを拡大、フロントエンドパネルを前方に張り出させた。ボディサイズは全長3655×全幅1625×全高1515mm、価格は295万円
ドアハンドル後方やフロントマスクなどにサソリと3色の稲妻をあしらったアバルトバッチを配置。これはレースに対する使命感を象徴している
ディフューザー一体型リアバンパー、ルーフスポイラー、クローム仕上げのデュアルエキゾーストパイプなどが装着されている
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