レクサス IS250C
LSに通ずる重厚な乗り味のIS250C
レポート=西川 淳 写真=jun e co.(2009年7月14日)
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ヨーロッパのプレミアムブランドは以前より、大/中/小のセダンラインナップを揃えてきた。そして、エントリーカーとなる“小”、すなわち欧州Dセグメント車においては、その派生モデルとしてワゴンやクーペ、オープンを用意するのが定番の手法となっている。例えば、BMWは3シリーズにその全てを用意した(近年ではこれにSUVスタイルを加えることもブームになってきた)。レクサスにおける大/中/小はLS/GS/ISで、小さいモデルのISから順にその派生系を考えていくのがビジネスの定石となる。今回登場したIS250Cは、時代の流れに沿った、レクサスとしては始めてのセダン系派生モデルと言っていい。
時代の流れに沿うと言ったわけは、単なるクーペモデルとせず、より実用性の高いリトラクタブルハードトップモデルとした点だ。実はBMW3シリーズや、日本未発売だが日産スカイラインコンバーチブルもこの手法を採用している。エレガントな佇まいという点ではソフトトップ仕様に劣るものの、快適性や耐候性、防犯上を考えると開閉可能な硬い屋根の採用にはメリットが多い。難点は、2シーターモデルならいざ知らず、4シーターでは折り畳むルーフのサイズゆえスタイルをまとめづらい点にある。端的に言って、ルーフからうしろ、リアセクションが不格好になりがちだ。残念ながらこのIS250Cも、新しいモデルであるにも関わらず、その呪縛から逃れることはできなかった。そこが、惜しい。
4ドアセダンのISをベースに2ドアオープン化されたボディは、セダンより全長+50mm/全高−15mmとなる、全長4635×全幅1795×全高1415mm。価格はベーシックモデルは495万円、豪華仕様のバージョンL(写真)は535万円となる
軽量なアルミを使用した3分割の電動開閉式メタルトップを採用。走行中は作動できないものの、開閉時間は20秒と同ブランドのSCと比べ約5秒も短くなった
高い安全性と走行時の運動性能のため、ボディ骨格の補強などが行われ剛性や強度を向上させている。ラゲージはクローズ時は9インチゴルフバック2個、オープン時でも1個が入る容量を確保した
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