三菱 アイ・ミーブ
新しくて愉快で気持ちいい、乗り心地がいいアイ・ミーブ
レポート=西川 淳 写真=jun e co.(2009年9月9日)
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電気自動車そのものの歴史はガソリン内燃機関よりも実は古いが、石油の20世紀を経てようやく量産市販電気自動車が登場した。三菱のi-MiEV(アイ・ミーブ)はその名を歴史に刻もうとしている。“これが今話題の電気自動車のカタチです”とマスコミで紹介されることが多いが、中も外もカタチそのものは三菱i(アイ)である。
ミッドシップレイアウトを生かして永久磁石式同期型モーターとリチウムイオンバッテリーを積み込んだ。モーターの出力はガソリン軽自動車のターボモデルと同等だが、トルクは約3倍。気になる満充電時の走行可能距離は、10・15モードで160キロ。電気自動車の場合、エアコンなどの影響が大きく出るため、実際には100〜120キロあたりを目安に走るのが精神的にも安心できるだろう。
今のところ非常に高価で、企業がイメージ的に導入する以外、現実的なクルマではない。現時点では政府や地方自治体の補助をもらっても、300万円以上してしまう。そんな軽自動車はおいそれと乗れない。いくらランニングコストが安くても割に合わないからだ。けれども、過去の電気製品を見て欲しい。何でもそうだが、出始めのうちはとても手が出ないほど高い。憧れの品だ。そのうち、買える価格に落ち着いていく。それが競争市場に支えられた工業製品の進化というものだ。
今年度(2009年)は法人や自治体向けに約1400台を販売。個人向けは2010年4月より販売開始予定となっている。車両価格は459万9000円となるが、クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金の対象となり139万円を上限に補助金交付が受けられる
リアミッドシップの軽自動車アイがベース。バッテリー(リチウムイオン電池)を床下に、パワーユニットをラゲージルーム下に搭載。ボディサイズは全長3395×全幅1475×全高1610mm
ヘッドライトやリアコンビランプには、消費電力の少ないLEDを採用する。電気自動車ならではの静粛性をさらに高めるため、モーターや駆動系の騒音、ロードノイズを改善。定常走行時でも上級セダン(ギャラン フォルティス)と同レベルに仕上げられている
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