ダイハツ工業は12月18日、軽乗用車「ミラ」をフルモデルチェンジして発売したと発表した。7代目となる新型ミラは、プラットフォームからエンジンまでを一新。軽自動車で最大級の室内空間を実現すると同時に、ハイブリッド車を除くガソリン車トップの燃費性能を確保し、高い経済性も兼ね備えた。より高級な仕様の「ミラカスタム」を初めて設定した。
ミラは1980年に発売されて以来、ダイハツの販売の中核を担う主力軽自動車で新型は7代目となる。歴代モデルからDNAである「小粋なスタイル&スペースユーティリティー」を継承しながら、スモールカの価値と品質でクラスを超えた新次元への進化を目指して開発した。「街乗りクオリティ・ミニ」がコンセプトのミラ、「プレミアム・パーソナル・ミニ」がコンセプトのミラカスタムと個性の異なる2タイプを設定した。
最大の特徴は軽最大級のスペースを実現した高効率のスペースユーティリティー。2490mmのロングホイールベース、コンパクトなエンジンルームの採用などにより、2000mmの室内長と軽最大となる1350mmの室内幅を実現。全高を立体駐車場に入る1530mmに抑えながら、軽自動車で最大級の広さを実現した。
誰にでも乗り降りしやすく、運転しやすいパッケージとユーティリティーを備えた。運転席の座席高は乗り降りに最適な600mmに設定。フロントピラーの角度を大きくしてドアの開口面積を広げ、フロントドアのサイドステップ部を低く設定することにより、優れた乗降性を実現した。4つのドアはいずれも約90度のフルオープンが可能となっている。
車庫入れなどのバック時に、見えにくい左後輪付近の視界をサポートする「リバース連動ドアミラー」を“X”グレードに標準装備。雨天時の車庫入れなどに効果を発揮する「リバース連動リヤワイパー」を“カスタム”全車に採用した。
エンジンには、ロングストロークとコンパクトな燃焼室の採用で、低中速域のトルクを燃費を両立したツインカムDVVT(可変バルブタイミング機構)3気筒エンジン「KF−VE型」と、発進から高速走行まで力強くスムーズな加速感を生み出すツインカム3気筒ターボエンジン「KF−DET型」の2種類を搭載。トランスミッションには優れた加速性能と高い動力伝達効率を実現したCVTを採用した。
燃費向上やアイドリング時の騒音を抑えるため、信号待ちや渋滞で車両が停止している間にエンジンスイッチを操作することなくエンジンを停止・再始動をさせる新開発のアイドリングストップシステムを採用した。これらにより、KF−VE型エンジンとCVTを組み合わせた「Xリミテッド」「カスタムX」で25.5km/リットル、アイドリングストップシステムを組み合わせた「Xリミテッド“スマートドライブパッケージ”」では、ハイブリッド車を除くガソリン車でトップとなる27.0km/リットルを実現した。
安全装備では優れた衝撃吸収性能や強固なキャビンの実現と軽量化を両立させたダイハツ独自の衝突安全ボディ「TAF」を採用。乗員にやさしい安全インテリア「SOFI」では室内にSRSニーエアバッグを加えた7個のエアバックを備えた。アクティブセーフティーでは、TRC 、ABS、横滑り制御の3つの機能を備え、濡れて滑りやすくなった路面でも安定した走行を可能にするVSC(ビークル・スタビリティ・コントロール)をオプション設定した。
消費税込みメーカー希望小売り価格は、ミラが87万1500〜113万4000円、ミラカスタムが110万2500〜154万8750円。月販目標台数は6000台。