| 第21回 アルミホイール「アルミホイールは、性能&デザインに拘って“ビシッ!”と足元をドレスアップ!」(ADVAN) |
|
 |
オートサロンで“ビビッ”ときた! |
|
実は、今年のオートサロンで、新作デザインのホイールを数々発表していたホイールメーカーのブースもしっかりチェックしておりました(どぉ、仕事熱心でしょ?)。
中でも、“ビビッ”と感じたホイール群があったのです。過酷なレースシーンで鍛え抜かれた技術とセンスを製品にフィードバックする、あのメーカー。そう、タイヤもホイールも知り尽くした“横浜ゴム(※1)”です。“横浜ゴム”のブースにはキクチ隊長の関心を引く製品があっちにも、こっちにもあって、そりゃもう目のやり場に困ったものです。(コンパニオンのオネェさんだけ見ていたわけではありませんよぉ(*^_^*) )
オートサロンの会場でホイールデザインを担当されている“萩原 修さん(※2)”とも意気投合。ちゃかり、ご連絡をさせていただく仲になっていたのでありました。
|
 |
|
萩原さん:
「時間があるときにオフィスの方へもいらしてください。」
と、いう温かいお言葉に思いっきり甘えて、今回、伺っちゃいました。
萩原さん:
「デザインのお話の前に、基本的な点から少しお話しましょうか?」
キクチ隊長:
「ありがとうございます、ぜひ、お願いします。」
萩原さん:
「それでは、まずホイール各部の名称とサイズの記載について確認してみましょう。これは基本的に、自転車やオートバイと同じですね。下記の図を見てご確認いただけると思いますが、大きく違うのは「オフセット」という名称です。リム幅の中心を“±0”として、中心より中に入ればマイナスの値に、外側に出ればプラスの値になります。
この中で、必ずクルマに適合しなくてはならないのは、ホイールを留めるボルト穴の数と「P.C.D」のサイズ、つまりボルト穴の対角線の距離ですね。これだけは、フレキシブルには対応できず、ピッタリ適合したサイズでないと車両に装着できません。ホイールを交換する時は必ず確認してくださいね。」
|
|
|
萩原さん:
「では、ちょっとマニアックな解説をいたしましょう。
ホイールの製造方法というのには、大きく分けると「鍛造」と「鋳造」の2つの方法があります。この違い、わかりますか?」
キクチ隊長:
「ええっと...タンゾウとチューゾウだからタンチューハイだゾウ...なんちゃってサブイこと言ってる場合じゃありませんよね(*^_^*) )」
萩原さん:
「オホン!(ギラリとキクチ隊長をにらんで)「鍛造製法」は、刀鍛冶のように金属を扱う方法です。“ビュレット”と呼ばれる金属の塊に圧力をかけて型を落としていきます。一般には、3段階ぐらいに形成の異なる型を使って押しつぶしながら、徐々に完成形へと変化させていきます。
この方法の特徴としては、押しつぶされることによって金属の密度が上がり分子構造が詰まっていくので、強度が増し、薄くできる点にあります。
しかし、複雑なデザインのものは作りにくく、また素材となる“ビュレット”が高額なので、販売価格も割高になってしまいます。
「鋳造製法」は、わかりやすく例えると“タイ焼き”に似ています。つまり、鋳型を作って、溶かした金属を流し込んで固めるわけです。金属自体は一般的な密度ですが、細かなRのデザインや、意匠的デザイン性に優れています。さらには、コストも安く、リーズナブルな販売価格での製品提供が可能になります。」
|
|
|
キクチ隊長:
「な〜るほど、同じ円いホイールでも、まったく違う製造方法があるんですねぇ。」
萩原さん:
「そうですね、各メーカーさん、いろいろ工夫を凝らして新しい技術にチャレンジされていますね。じつは「鍛造」と「鋳造」の両方を合わせた「SSF(半溶融鍛造)」という両方の良いとこ取りをした方法もあるんですよ。
しかし、当社では長年培ってきた「鋳造製法」のノウハウと技術をフルに生かし、デザイン性に優れた「鍛造製法」と同等の強度を持つ構造のホイールを完成させています。あえて「鋳造製法」を選択しているのは、デザイナーの手腕が発揮できるという点も大きいですが...(*^_^*) 」
|
|
|
・※1 「横浜ゴム ホームページ」
・※2 横浜ゴム PCマーケティング部 萩原 修さん
|
|
|