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D1 GRAND PRIX第2戦 富士スピードウェイ(決勝戦)
(2008/4/27)

いよいよベスト16がスタート。ここからは1台ずつ走る“単走”ではなく、先行と後追いを入れ替える“追走”だ。朝から照り続けた太陽のおかげで、路面は完全ドライ。富士山をバックに繰り広げられるトップドリフターたちの競演は、一見の価値があるだろう。
ベスト16は今村陽一vs古口美範、上野高広vs野村謙といった好カードが並んでいたものの、盛り上がったのはランキング下位から勝ち上がった水畑力と、復帰した谷口信輝の対戦! 谷口のテクニックはお墨付きとはいえ、休んでいた2年間でD1グランプリのレベルが驚くほど進化したのは谷口も認めるとおり。いっぽう、ランキング下位から勝ち上がった水畑も1回戦で100点満点を叩き出すなど、上り調子だけに侮れないな存在だ。
1本目は谷口に、2本目は水畑にミスがありサドンデスへと突入。そして水畑が先行する3本目、なんと両者ともスピン! 採点は5分で仕切り直しかと思いきや、谷口が水畑に接触したのが原因らしい。これは大きなミス……。続く4本目で善戦するも挽回には至らず、復帰戦はベスト16止まりだった。
ベスト8の見どころは、富士スピードウェイを得意とする古口が、絶好調の黒井を止められるかどうか。まず1本目、黒井も古口もミスはない。しかし、スピードを重視したためか古口の角度がわずかに浅く、裁定は6:4で黒井。このまま決まるかと思ったら、2本目の300Rで黒井がミス! ドリフトが戻ってしまい、誰もが長引くと予想した勝負が、あっけなく幕を閉じる。これもD1グランプリの面白さであり、難しさだったりするのだ。
準決勝の1組目は古口vs手塚。同ポイントで迎えた2本目、300Rの振り返しで古口が手塚のインに入り込み、そのまま姿勢を乱さずオーバーテイク!! 2組目の末永vs斉藤は、後追いであり得ないほどの接近をみせた斉藤が末永を降し、初の決勝進出。昨年までは「追走では勝てない」と言われていた斉藤の、凄まじい急成長ぶりにビックリ!
決勝戦は、どちらが勝っても初優勝という組み合わせ。1本目と2本目は互いにミスがあり、当然のようにサドンデスへ。ここでまたもや波乱が起きる。後追いの斉藤が振り返しでインに入り込み、古口の右フロントに接触! コースアウトした古口はマシンにダメージを負い、これ以上の走行は危険と審査員が判断し、自動的に古口の初優勝が決まった。「走り切って勝ちたかった」と残念がる古口だが、“帝王”の復活に観客も大歓声!
第3戦は5月24日〜25日、三重県の鈴鹿サーキットが舞台となる。ベテランが意地をみせるのか、新勢力が台頭するのか、楽しみなラウンドとなりそうだ。
決勝 古口美範vs斉藤太吾 古口とは普段から仲がいいという斉藤。ベスト16前に「決勝で対戦したいね」と話していたことが現実となり、テンションが上がってついつい限界を超えてしまったんだとか。
準決勝 末永正雄vs斉藤太吾 追走で勝てないという評価の斉藤だが、今回はひと味違う。マシンの重量をものともせず懐に食らい付き、初の決勝進出を決めた。
準決勝 谷口信輝vs水畑力 初代チャンピオンが、2年ぶりにD1グランプリに戻ってきた! 久々の参戦なので「自分とクルマがリンクしていない」らしく、1回戦で満点を獲得した水畑を破ることはできなかった。
ベスト8 黒井敦史vs古口美範 予選〜1回戦と破竹の進撃をみせた黒井を止めたのは、優勝を飾った“帝王”古口。1本目こそ黒井に軍配が上がったものの、2本目の300Rで黒井が自滅する形となった。
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