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見どころは、190km/h前後にも達する300Rの進入スピード。しかし、スピードだけで勝てるほど今のD1グランプリは甘くない。高いスピードを維持したまま、いかに深いアングルを付けられるかが、勝敗の分かれ目となる。
予選は4月26日の午前11時からスタート。いつ雨が降っても不思議ではない曇天の下、シード11名を除く約50名のドライバーがコースイン。注目したいのは、2年ぶりの復帰となる谷口信輝だ。スーパーGTでの優勝経験もあるドライバーで、何を隠そうD1グランプリの初代チャンピオンでもある。スムーズな操作には定評があり、練習走行でもブランクを感じさせない走りを披露していただけに、上位に食い込んでくる可能性は高い。
予選を通過できるのは19名。3分の1という狭き門だが、黒井敦史、斉藤太吾、佐久間達也、ドリフト侍の4名が100点満点を獲得。熊久保信重、古口美範、平岡英郎らベテランも決勝へと問題なくコマを進め、谷口は19位とギリギリではあるが予選通過した。
そして、予選が終了するとほぼ同時に大粒の雨が降り始めた。空を覆う雲は厚く、明日の決勝、特に1回戦となる単走は、ウエット路面での戦いになるかもしれない。タイヤスモークやスキール音など迫力にこそ欠けるものの、ウエットではより正確なマシンコントロールが求められ、思わぬミスから番狂わせも起きやすい。特に昨シーズン、D1グランプリよりも重たいクルマで戦う“D1ストリートリーガル”のシリーズチャンピオンを獲得した松川和也が16位ながら勝ち残るなど、波乱を予感させる材料は少なくない。
シードを含む上位陣が無難に勝ち上がるのか、それともダークホースが登場するのか。一瞬たりとも目が離せない、緊迫のバトルを期待しよう!

<予選1位/黒井選手>
なんと、3本とも100点というパーフェクトな走りをみせた黒井選手。実力は誰もが認めており、昨シーズンの第2戦の富士スピードウェイでは優勝を飾っているだけに、台風の目となってくれそう。