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つまり、ドライ路面では不利に働く可能性もあり得るのだ。まずはシード勢からコースイン。トップクラスの実力を誇る彼らは、1本目から驚くほどハイレベルな走りを披露してくる。吉岡稔記・斉藤太吾・手塚強・野村謙らが100点満点をマークすると、予選から勝ち上がった黒井敦史・熊久保信重らも後に続く。しかし、予選1位の中村直樹・3位の横井昌志・5位の野沢巧ら下位ゼッケン組はミスを連発。マシンのポテンシャルが違うことは確かではあるものの、ドライバーに“地力の差”があったことも否定することはできない。
そんななか、大健闘したのがゼッケン35の一柳和人だ。今シーズンからダンロップ勢に加わったドライバーだが、練習でこそいい走りをするものの、本番になると緊張のせいか自分らしい走りが影を潜めていた。ところが今回は、3本目に100点満点。6位という好成績でベスト16に進出し、注目を集めた。
終わってみれば、上位はシードを中心とした“いつもの顔ぶれ”に。やはりベテランの壁は、そう簡単に超えることができなかったようだ。だが、コンディションに味方されたとはいえ、今までは1回戦に残ることすら珍しかった若手たちが、名だたるトップドライバーを脅かしたことも事実。彼らがさらに成長することにより、D1グランプリがもっと面白く、熱くなることは間違いないだろう。
続くベスト16も目が離せない。ニューマシンのデビューがトラブルで不発に終わった川畑真人、マシン変更で調子を取り戻してきた今村陽一、昨年のチャンピオンカーに乗る佐久間達也ら、注目ドライバーが目白押しだ!

1回戦1位 吉岡稔記選手:今回がAE86でのラストランとなる吉岡。有終の美を飾るべく、気合いの走りで2本の100点満点をマークする。堂々のトップ通過!