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●WRCヨルダン初日、伏兵ソルドが速かった!
WRC初開催となるヨルダン・ラリーの競技初日、デイ1が4月25日(金)に行われた。この日は全部で8本のSSが行われたのだが、SS1からSS8まで一貫してラリーをリードし続けたのは意外な人物。シトロエンのダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)だった。ターマックラリーではチームメイトのセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)に迫る速さを披露するソルドだが、グラベル(未舗装路)でもここまでやるとは。走行順が遅いため表面の浮き砂利がはけた後のクリーンな路面を走れたという利点はあるが、それでも世界王者のチームメイトや、グラベルが得意なフォードのヤリ-マーティ・ラトバラ、ミッコ・ヒルボネン(ともにフォード・フォーカスRS WRC07)を抑えて首位に立つとは。グラベルとはいえ堅く締まり、ターマックのようにコチコチになった路面とソルドのドライビングは相性が良いのかもしれない。
2位はローブ。選手権リーダーゆえに先頭走者となり、滑りやすい路面にてこずりコースを外れたりスピンをするなどミスが目立った。ローブによれば、マシンのデフがうまく働かず駆動力コントロールに難があったようだ。ただし、ソルドとの差はたった1秒1なのでデイ2ではローブが猛アタックをしかけるだろう。シトロエン同士の激しい首位攻防戦が見られるかもしれない。
3位はフォードのナンバー2であるラトバラ。ラトバラもなかなか速かったのだが、派手なドリフト・ドライビングゆえにタイヤの摩耗が激しく最後のほうは満足なグリップが出なかったという。それでも、チームのエースであるヒルボネンを4位に従えての3位は立派。トップのソルドから8秒5遅れだけに、まだまだ優勝を狙うことも可能だ。
残念だったのはスバルのペター・ソルベルグ(スバル・インプレッサWRC2007)だ。SS1ではソルドと同タイムのベストを刻むなど速さを示したが、午後のSS6でタイヤを岩にヒットしてしまいその衝撃でダンパーが破損。運悪くダンパーから漏れたオイルに火がついてしまい、エンジンルーム内が少し燃えてしまった。そうなると競技続行は不可能で、ソルベルグはまたしてもデイリタイア。デイ2での再出走を目指してメカニックたちはマシンの修理を行っている。なお、チームメイトのクリス・アトキンソン(スバル・インプレッサWRC2007)は5位。最近は、ソルベルグよりもアトキンソンのほうが安定性が高い状況が続いている。
苦戦が続くスズキの2台は、ヨルダンでも芳しくない結果に。若手のパー・ガンナー・アンダーソン(スズキSX4WRC)は、SS1でコースを外れて、復帰できずデイリタイア。ベテランのトニ・ガルデマイスター(スズキSX4WRC)は、マシンの下まわりをヒットしてエンジンのオイルサンプを破損。オイルが漏れてエンジンが壊れ、完全リタイアとなってしまった。このようにヨルダン・ラリーは、競技初日から波乱含みの展開となっている。

ヨルダンの乾いた大地を攻めるソルドのシトロエンC4WRC

WRC初開催となるラリーをリードして笑顔をみせるソルド

スバルのソルベルグは安定した走りを見せていたのだが……