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<デイ2>WRC第5戦 ヨルダン・ラリー

●ローブが消えた! ヨルダン2日目は大波乱の展開に

ヨルダン・ラリー2日目、デイ2はとんでもない1日となってしまった。ラリーリーダーはデイ1と変わらずシトロエンのダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)。2位はヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC07)、3位はミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC07)と、フォードの2台が続く。デイ1で2位につけていたセバスチャン・ローブはというと、SS11終了後にまさかのリタイア。デイ2では3連続ベストタイムで総合1位に浮上していたのだが、思わぬアクシデントでデイリタイアとなってしまったのだ。

そのアクシデントというのが信じられないような話しで、SSとSSをつなぐリエゾン=移動区間で他の競技マシンと正面衝突してしまったのだ。ぶつかった相手は、シトロエンのサテライトチームであるPHスポールのコンラッド・ローテンバッハ(シトロエンC4WRC)。ローブはSS11を走り終え、ローテンバッハはSS11をこれから走ろうとしていたところで、狭いリエゾンルートで鉢合わせしてしまったというわけだ。どうやら悪いのはローテンバッハのようだが、彼もまたレグリタイアという結果に。シトロエンにとっては最悪の1日となってしまった。

ローブが消えたことでトップに返り咲いたのはチームメイトのソルドだが、彼はパンクなどが原因でその後ペースが上がらずフォードの2台に先行を許してしまう。しかしデイ2の最終ステージとなるSS16、トップのラトバラと2位のヒルボネンは突然ペースを落とし、それぞれ2位と3位に後退。ソルドがトップに再復帰を果たした。実はフォードのふたりは、チームの作戦に従ってわざと順位を落としたのだった。というのもラリー最終日のデイ3にはロングステージが用意されており、このSSを路面の砂利かき役となる先頭走者として走ると大幅なタイムロスが予想される。レギュレーションによりデイ2終了時点での順位がそのままデイ3の走行順になるために、フォードはソルドを先に行かせる作戦にうって出たのである。

予想外ともいえるワナにはめられた形のソルドはかなり腹を立てていたが、フォードはこれを堂々と「戦略」としてアピール。デイ2終了時点で1位ソルドと2位ラトバラの間には8秒5、3位ヒルボネンとの間には10秒4という差が広がっているが、果たしてソルドはこのアドバンテージを最後まで守りきれるだろうか。デイ3もまたドラマティックな1日となりそうな予感がする。

なお、4位はデイ1と変わらずクリス・アトキンソン(スバル・インプレッサWRC2007)、5位はPHスポールから出場のウルモ・アーヴァ(シトロエンC4WRC)、6位はストバートのマシュー・ウイルソン(フォード・フォーカスRS WRC07)という順位。デイ1でのデイリタイア後、デイ2で再出走を果たしたパー・ガンナー・アンダーソン(スズキSX4WRC)は総合42位ながら、トップ8前後のSSタイムを連続してマークするなどスピードはそれなり。スズキとしては何とか最後まで完走してもらいたいところだろう。

W1
結果的にフォードに「先行」させられた形のソルド

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最終日、フォードの戦略は果たして吉と出るか凶と出るか

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デイ2で再出走を果たしたアンダーソンのスズキSX4WRC



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