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<直前>WRC第8戦 ラリー・オブ・ターキー

●08WRC前半戦のラストを飾る第8戦トルコが今週スタート

今週6月12日(木)、WRC第8戦となるラリー・オブ・ターキーがトルコのアンタルヤで開幕する。トルコは去年、WRCのカレンダーに入っていなかったために世界選手権の開催は2006年以来、約2年ぶり。しかしながら、開催地やSS(スペシャルステージ)のコース設定など基本的な部分は前回大会とあまり大きくは変わっていない。

ラリーの中心地となるケメルは国の南側、地中海に面したビーチリゾートタウンだ。最寄りの空港はやはり美しい海で知られるアンタルヤで、そこから南へ50km程度下ったあたりにケメルは位置している。そして、SSはケメルの西側エリアに連なる険しい山岳地帯に広がっている。コースはグラベルで、前戦のアクロポリス/ギリシアと比べると路面は比較的スムーズで中高速のコーナーが多い。ただし標高の高い山岳地帯が舞台となるため天候はとても変わりやすく、雨が降ったり霧が出たりすることなど日常茶飯事。前回の2006年大会では濃霧と雨で緩みきった路面が選手達を苦しめた。そして、各所に待ちうけるウォータースプラッシュもまたマシンに大きなダメージを与えかねない。いろいろと不確定要素が多い1戦といえる。

今回の見どころは、前戦アクロポリスでシーズン5勝目を挙げ再びドライバーズ選手権のシリーズリーダーに躍り出たセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)と、彼を僅差で追うミッコ・ヒルボネンを筆頭とするフォード勢の対決だ。ローブは過去にこのラリーで2勝するなどトルコを得意としているが、去年はフォードのマーカス・グロンホルムが優勝を手にしている。シトロエンとフォードの総合力はほぼ互角といえ、路面コンディションの微妙な変化が勝負の行方を左右する可能性もある。ローブとヒルボネンのタイトルをかけた戦い、そしてフォードの新鋭ヤリ-マーティ・ラトバラが示す圧倒的なスピード、さらには前戦でニューマシン「スバル・インプレッサWRC2008」を投じたスバル勢の成長ぶりなど、トルコは前半戦のトリを飾るにふさわしい見どころ満載の1戦となるだろう。なお、今年はPWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)も同時開催となり、日本勢では2007年度王者の新井敏弘(スバル・インプレッサ)がエントリーをしている。今季、ここまで苦戦が続いている新井の復活勝利に期待したいところだ。

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ひとたび雨が降ると路面は一気にぬかるみ、選手達は滑りやすい泥ねい路面に苦しむ

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ジャンプやウォータースプラッシュなどが多く、観客にとっては非常に楽しめるラリーだ

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2006年大会のウィナーは、去年いっぱいで引退したフォードのマーカス・グロンホルムだった



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