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●ヒルボネンが首位にジャンプアップ
WRC第8戦、ラリー・オブ・トルコのデイ2が6月14日(土)に行われ、デイ1で4位につけていたミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC07)が総合1位に順位を上げた。2位はチームメイトのヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC07)、3位はデイ1で1位だったセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)という順位になっている。
ラリーはデイ2もまた好天に恵まれ気温は朝からどんどんと上昇。外気温は摂氏30度以上に達し、車内温度は摂氏70度前後に達するなど選手たちにとっては非常に苛酷な1日となった。デイ2ではフォードの策略により不利な1番手スタート役を押し付けられたローブの走りに注目が集まったが、さすがの世界王者も路面に厚く積もった滑りやすいルーズグラベルの処理に苦労し、まったくタイムが伸びない。ローブはこの日2本目のSS11ではやくも首位から転落し、その後2本のSSベストを刻みながらも総合3位でデイ2を終えたのだった。「マキシマムアタックをしているのにタイムが出ない」と、ローブは渋い表情でコメントしている。
ローブとは対照的に、デイ1で総合5位ゆえに5番手スタートとなったヒルボネンは終始好調だった。ヒルボネンは3本のSSベストタイムをマークし、SS11でトップに立つと最後までリードを守りきり総合1位でデイ2を走り抜けた。ちなみに総合2位は若きチームメイトのヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC07)。1位ヒルボネンと2位ラトバラの差は16秒2、3位のローブはラトバラから18秒1遅れている。そこで注目したいのが最終日デイ3の走行順で、先頭走者はトップのヒルボネン。以下ラトバラ、ローブと続く。デイ3には3本のSSが用意されているが、オープニングのSS17はここまで未使用のステージでルーズグラベルが積もっている。しかも走行距離が31.03kmとかなり長く先頭走者のヒルボネンが砂利かき役として苦戦するのは必至の状況だ。それはつまり逆転勝利を狙うラトバラとローブにとっては最大のチャンスであり、上位3名のドライバーはいずれもフルアタックを仕掛けるに違いない。今回のラリー最大の見どころとなることだろう。
なお、総合4位はギヤボックスの不調により順位を落としたヘニング・ソルベルグ(フォード・フォーカスRS WRC07)、総合5位はダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)、総合6位はペター・ソルベルグ(スバル・インプレッサWRC2008)というのがトップ6の順位。一時総合3位につけていたジジ・ガリ(フォード・フォーカスRS WRC07)は、ターボのブーストバルブのトラブルに重度の体調不良が重なり総合8位にポジションダウン。スズキ勢はトニ・ガルデマイスター(スズキSX4WRC)がエンジントラブルで、パー・ガンナー・アンダーソン(スズキSX4WRC)が消火器の誤作動によるトラブルで2台ともリタイアとなってしまった。

第5戦ヨルダンで勝った時と同じ出走順コントロール作戦でヒルボネンはまんまとトップに躍り出た

狙い的中で思わず顔がほころぶヒルボネンだが、デイ3では路面の砂利かき役を担うことになる

6位とデイ1と順位は変わらずのペター・ソルベルグだが、なんとか4位は狙える位置につけている